Baliの旅を終えて
やっぱり自分の目で見て,肌で感じなければわからないことがある。
改めてそう思います。
ガイドブックを熟読しなんとなくわかった気になっていたバリですけど,
本当のバリは私の想像とは全く違うものでした。
道路はガタガタ,舗装されていないところもたくさん,建物もボロボロ,
バイクは多いし,人も多いし。
決してきれいではなく,何もかもが雑然としている。
「サーフィン,マリンスポーツを楽しもう」「ショッピング三昧」「ビーチでのんびり」
なんて書いてある本やガイドブックとはかけ離れた「人々の生活」の部分が多く見られます。
周辺のリゾートアイランドとはひと味もふた味も違うでしょう。
でも,この島には神様がいると思います。
なぜかわからないけど,そう思います。
イスラム教徒が多いインドネシアで,なぜかバリはバリ・ヒンドゥー教。
自然や動物を大切にし,身の回りのあらゆるところに神様がいると人々は
信じているそうです。
これはチャナンというお供え物。
街のいたるところでみかけます。
お店の前,神様の前,車やバイクに飾ったり,玄関・台所・トイレ・・・家の中でも
あらゆる場所にお供えされます。
毎朝,女性がこれをたくさんトレーにのせ,いろいろな場所にお供えに行く姿はすごく
きれいです。
お香の香りがふんわりと漂ってきて,すごく神聖な気持ちになります。
私たちが旅したこの季節は乾季で風がとても気持ちいい季節。
(案外寒かったんですよ,夜とか・・・)
この季節はたくさんの凧(そう,日本で見かけるあの凧とほぼ同じ)がバリの空を舞っています。
これは風の神様を喜ばせるためのものだそうです。
そういえば,ケチャクダンスももとは海の魔物を寄せ付けないためのもの。
昔からバリの人々が神様とともに生きて,島を守ってきたからなのか,なんだか
ごみごみしたこの街ですけど,ここには神様がたくさんいると感じました。
島全体がパワースポットみたいな感じです。
そして,思ったんですけど,なんか沖縄とかかわりがあるのかも。歴史を紐解けば。
(私は紐解く時間ないですけど)
ホテルで食べたこちらの料理,サテー(マレーシアにもありますが)。
私たちが食べたのは,いろんなお肉がmixになったやつなんですけど,サテー・チャンプル
っていうんです。バリでも混ぜるを「チャンプル」っていうみたいですよ。
そういわれてみると,バリの空港のオレンジ色の瓦屋根とか,石造りの門とか,
沖縄に相通じるところがあります。
またまた不思議な歴史浪漫を感じながらバリの旅を終えました。
また行きたい所です。