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カンボジアの旅を終えて ~カンボジアのこと知ってますか?~

朝の8時35分。

飛行機は定刻どおりにシェムリアップを出発。

カンボジア弾丸ツアーの終了です。

短い旅だったけれど,満足満喫。シェムリアップは私の大好きな街となりました。

 

家について現実に戻ると,急に「アンコールワットに行ったんだなぁ」という実感がわいてきて,雰囲気や,石のひんやりした感触,彫刻の感触を思い出しながらまた余韻にひたる~。あ~,ぜいたく~。

旅の興奮,全く冷めず(笑)

 

 

でも,私たちはカンボジアのこと何も知らなかった。

 

内戦があったこと,タイ国境付近では時にまだぶつかりあいがあること,地雷がたくさんあること・・・このぐらいのことは知っていました。

でも,なぜそうなったのか?
みなさんもカンボジアに行ったら思うかもしれません。

「おとなりのタイやベトナムに比べるとまだまだ発展していないし,昔ながらのアジアな雰囲気が味わえていいね~」とか,

「世界遺産がある街なのに道路もガタガタ,何も整ってなくてまたそれがいいね~」とか,「USドルが使えて便利~」とか。

でも,なぜそうなったのか?

 

私が一番驚いたことは,この街の商店,レストラン,運転手などほとんどの人が英語が話せること。子供たちだって,英語と日本語をうまく使いこなして接客しています。

日本語で数字を数えながらおつりを返してくれる子もいました。

お父さんやお母さんに教わっているのかな,内戦があったと聞いたけどきっとその後は英語教育に力を入れているにちがいない。

きっと教育環境は日本と全く違うのに,貪欲にいろんなことを吸収し生かしているんだな,私たちは当たり前にしっかりと教育を受けたはずなのに英語もままならないなんてちょっと恥ずかしい。

そんなことさえ思いました。

でも,違った。

 

 

少し前に公開された向井理さん主演の『僕たちは世界を変えることができない』。みなさんはご覧になりましたか?私はまだです(笑)今,一番見たい映画です。

普通の大学生が小学校を建てるために募金をつのる・・・舞台はカンボジアです。

なぜ,カンボジア?
発展途上の国はたくさんあるのに,なぜカンボジアは自国の力では学校を建てられないのか。
それは,他の国とは違う事情があるからでした。

 

 

「ポル・ポト」という名前を聞いたことがありますか?

世界史を専攻していた私。(でも,近代史は苦手)この名前を聞いて,なんだかいやな悪いイメージしか思い浮かばない。でも,何をした人なんだっけ?

この写真

世界史を取っていた人なら見たことがあるかもしれません。

これって,カンボジアだったっけ?

 

 

ベトナム戦争が激化するころ,秘密裏に北ベトナムを支援していたカンボジアも戦争に巻き込まれることになります。

北を支援していた王は追放され,アメリカはアメリカよりの政権を樹立。

それにより一気に北ベトナム国境付近へのアメリカ軍による空爆が始まります。

物資や食料は不足し,民衆の不安や不満もつのる中,ポルポト派は現在の政権を打倒すべくゲリラ戦を展開。

カンボジア国内は内戦状態に。

しかし,アメリカがベトナムからの撤退を決めると後ろ盾を失ったカンボジア政府の力も急速におとろえ,1975年,ポルポト派がプノンペンを占領。

内戦は終わったかのように見えました。
しかし,ここからが恐怖の時代の始まりです。

ポルポトの理想郷は「貨幣も教育も医療も宗教もいらない世界」でした。

このときにカンボジア通貨は紙切れ同然になってしまったのです。

教育者,医者,僧侶はすべて殺され,それに関する建物や道具も破壊されたり,

他の用途に使われたり・・・。

次第に標的は民衆へ。

ポルポトが信じられるのはもはや知識のない子供だけ。あらぬ疑いをかけては次々と民衆を殺していったと言われています。

800万の人口のうち200~300万人近くが虐殺されました。

そして,ベトナム軍により北に追いやられたポルポト派・・・この双方の戦いにより多くの地雷がばらまかれることになりました。

国が国であるべき基盤をすべて壊し,地雷を残していったポルポト政権。

 

 

みなさん,これはただの歴史の1ページではありませんよ!!

1975年から1979年。

つい30数年まえの話です。私がもしカンボジアに生まれていたら・・・。

私が今回の旅で出会った人々の中にもこの恐怖時代を生き延びた人たちが多くいたはずです。みんなそんなことは微塵も感じさせないほど明るくて,笑顔が素敵だったのに。

なぜ,カンボジアがいまだに発展できないのか。なぜいまだに学校設立さえできないのか。

すべて30数年前に断ち切られてしまったからです。

あれから30年ですから国を立て直す知識人などまだまだ育っていないでしょう。

教育者も場所もありません。教科書やノートなども十分ではありません。

貧困のため学校に行っていない子供たちもいます。

教育よりも労働力として子供たちが必要で学校に行かせていない親もいます。

(そういえば,英語も日本語も使いこなす子供たち。平日なのに,朝も昼も晩もお店にいました)

小学校には入学するものの,卒業する子は少ないといいます。

読み書きができる人たちも少ないそうです。

学校を設立したい!そう思っても,まずは地雷の完全撤去から。・・・撤去して

建物ができたところで教える人がいない・・・。

 

 

でも,「教育」ってなんぞや???

私はあたりまえに義務教育を受けて,あたりまえに毎日学校に行って,学校に行く意味なんて考えたことないけど,行くのがあたりまえ,勉強するのがあたりまえで。日本の今の現状を見ていると,裸で外を走り回って,兄弟で魚を釣って,毎日家族と過ごして・・・そんなカンボジアの子供たちが幸せそうに見える。

 

だから,「カンボジアに学校を!!」なんて私が訴えることはできないし,そんな力がないのは分かっています。

でも,日本でもカンボジアでもどこでも子供たちには子供たちの夢があって,それを実現できるかできないかは自分しだいであってほしい。

国や政府の事情ではなく,自分で決められる世の中であってほしい。

そのためにはやはり「教育」は必要なのかもしれません。

 

じゃ,私に何かできる?
っていうか,「何かできる」とか「助ける」とか「支援する」とかそんな言葉がそもそもしっくりこないのですが,実際に学校を設立している人,寄付をしている人,現地で教育に携わっている人,ボランティア活動を行っている人・・・きっといろいろな問題に直面しながら日々カンボジアの人々と向き合ってらっしゃる・・・ほんとうに頭が下がります。

 

私のようにほとんどの人はきっと日々の生活でいっぱいいっぱい。

何もきっと行動はできないけれど,微力ながら誰かに伝えることで何かが少しでも変わればと思いこのブログを書きました。

私にはまだ子供はいませんが,今までは子供がうまれたら幼稚園にいかせて,小学校にいかせて,それがあたりまえ。何の習い事をさせようか,お受験は・・・?

なんて必死に考えたかもしれません。

幼稚園で園長をしている兄がよく言っています。

「最近の子供たちは,自分の国に誇りを持っていない。学べることのありがたみが分かっていない」と。

そうですね。今回の旅を機に自分の中の「教育」に関する概念は少し変わったかもしれません。学ぶことが楽しいと伝えられるような親になりたい。

 

映画のタイトルのように,私には世界を変えることなんてできないけど,私がそこから何かを学び取ることができるのではないかと,今,思っているところです。

いろいろ長々と書きました・・・。

最後に教育とはちょっと離れているかもしれませんが,カンボジアの子供たちが直面している地雷の問題も知っていただけたら。

よかったら,ちょっとのぞいてみてください。

カンボジア旅 2日目 ~マーケット&ディナー~

お昼寝してすっきりしたので,夜の活動開始(笑)

 

5時にSoくんが迎えにきてくれて,すでにおなじみのトゥクトゥクでシェムリアップの中心地へ。

ホテルから10分ほどです。(でも,とにかく道がすんごい道なので歩ける感じではありません)

 

町といってもビルなどが立ち並ぶわけではなく,マーケットや小さな路面店(おしゃれにいうと),レストランがほとんどです。

 

か~なりアジアっぽいです。

 

私たちはまずオールドタウンマーケットへ。

  

中にはたくさんのお店が入っています。お土産やさん,アクセサリー屋さん,

地元の人たちが通う八百屋さんなどもありました。

お土産やさんはどこも商品は似たり寄ったりですが,とにかくたくさんのお店,

物たちがひしめきあっているので,なんだかワクワクします。

 

 

私たちがふと足を止めたお店のお兄さん。

かなり気のよさそうなお兄さんで,「今日はお盆でお客さんが少ない。あなたたちが今日初めてのお客さんだから安くします~」って。

お兄さんは私たちをなんとか逃すまいとあれこれあれこれ勧めてくる。

でも全く嫌味な感じがなくて気に入った商品もあったので,私たちも気が大きくなっちゃってまとめ買い~☆

かなりお安くしてくれたうえにサービスで私とだんなさんに1枚ずつストールをくれました。(果たしてもうけはあったのでしょうか?)

 

 

その後,アンコールナイトマーケットへ

この町ではこういうネオンの看板がどでかく出ているので,どこがどの道かすごくわかりやすいです。

町では毎晩いくつかのナイトマーケットが開かれていて,中でもこのアンコールナイトマーケットは一番大きいマーケット。

中にはバーやマッサージ店などもあります。

「お姉さん,マッサージ,30分3ドル~。おにいさん,かっこいい。おねえさん,かわいい。あじのもと~」

つっこみどころは二つ。

30分3ドルやすっ!!

あじのもと・・・?

ちゃんと2個つっこむと売り子さんも笑っていました(笑)

それにしても,「あじのもと」はけっこうみんな言ってました。誰が教えたんだろ?

 

マーケットではしゃぎすぎてお腹がすいたので,町のレストランで夕食。

2階のバルコニー席があるお店へ。

今日はサービスでビール$0.5,カクテル一杯頼んだら一杯フリーだそうです♪

私たちはひかえめに注文したつもりだったのですが

すぐにテーブルはこんな状態に。

メニューの写真より数倍ボリュームがある,おいしそうな料理がでてきます。

ある意味,「メニューと料理が違うやん!」

しかも,ホテルで勉強したはずなのに忘れていました。

with Riceなんですよね(笑)

ほんとにはちきれんばかりにお腹がいっぱいになって,飲み物も二人で

6杯ぐらいいただいて,レジへ行くと

「18ドルです」って。

計算間違ってんじゃない?っていうぐらい安い!!(ホテルはちょっとだけお高め)

でも,ほんとに全部おいしかったです。
シェムリアップ最高~♪

 

お酒も入ってほろよい気分。

私の買い物魂に火がついてしまった!!

もう一つのナイトマーケットへ。

ここは町の中心から川を渡って向こう側のマーケット。

ここには日本人経営のお店がありましたよ。

家族全員でカンボジアにやってきて住んでいるそうです。すごい行動力ですね。

 

このあともなんやらかんやら買うわけなんですが,お盆でお客さんが少ないと知った私は強気勝負でしたよ。

だんなさんが子供相手にねぎる私を見て心配するほど(笑)

だって,商売ですから,お互い真剣勝負ですよ。

 

一番いいのは,買いたい値段を提示して断られたら帰るふりをすることです。

99%引き止めてくれます(笑)

あとは,「あっちのマーケットでさっき5ドルで買ったんだけどね~」などと言ってみる。

じゃ,仕方ないと折れてくれます。

 

大興奮で終わったお買い物。

女の子(?)の楽しみは何と言ってもこれです。

「戦利品をながめる」

カンボジアシルクのストール 10枚$30 で買ったら,1枚プレゼントしてくれた

パシュミナの大判ストール 4枚$16

(他のお店で)シルクストール1枚 + パシュミナ 1枚 $8

ぞうのぬいぐるみ $3

象柄の小銭いれ $3

バッグ $9

Tシャツ $15 (日本人のお店にて)

シルバーのピアス $10

(売り子さんが日本語で「ほんもののシルバー」と言っていました。金属アレルギーの 私の耳でも大丈夫なのでたぶんほんもの・・・?)

タンクトップ $4

カンボジアパンツ $5

ポストカード10枚入り $1

 

物価の安さを感じていただけましたか?

っていうか,ストール屋さんか!っていうぐらいストール買ってますね~。

もちろんお土産用ですよ(笑)

 

さぁ,明日の朝も早いので,うかれきっている場合ではなく荷造りしなくちゃ。

私の旅行は(とくに今回は),来るときめちゃくちゃ荷物が少なかったんです。

自分でも「どこに行くんだっけ?」っていうぐらい荷物が軽かった。

でも,帰りはパンパンです。バッグの半分はストールです(笑)

 

シェムリアップの夜,最高に楽しかった~♪

また,来たい。

カンボジア旅 2日目 ~Hotel~

朝のアンコールワットを堪能し,アンコールワットに別れを告げたあと,

ホテルに戻って朝食。

今日はこのあと,ホテルでのんびりすごす予定です。

せっかくのステキなホテルなのだから,寝泊りするだけじゃもったいない。

 

朝食を終え,10時から20分間のフットマッサージ☆

なんと,ホテルの無料サービスです。

スパはホテルの敷地が見渡せる二階のスペースにあり,緑やプールを眺めながら

まずは塩で足を洗浄。

無料サービスなんだから,きっとここでいすに座ったまま簡単にモミモミするんだろう

と思っていたら,なんと!ちゃんとスパルームに案内され,ベッドに横たわっての

マッサージ。

ヨーグルトかなにかのクリームで足はもちろん,ふくらはぎ,ふとももぐらいまで

やってくれます。ツボをグリグリ刺激するやつはなかったんですけど,かなり本格的。

遺跡めぐりの疲れがふっとびました♪

 

 

フットマッサージを終えたら,プールサイドでのんびり。

ほんとうは今回の旅,カンボジアかタイのプーケットか迷ったんです。

でも,いうても私は手術をしてから2週間。おなかの傷も気になるし,傷の治りも

考えるときっと海なんかには入れないでしょう。海に入れないのに,プーケットはちょっと・・・・。ってカンボジアに決まったわけなんですけど,全然大丈夫だった(笑)

ビキニを堂々と着れちゃうほど傷はもう目立たなくなっています。

改めて担当医の先生に感謝。

 

遊びつかれておなかがすいたので,プールサイドのレストランでランチ。

 いかのフリッターとベジタブルライス 青梗菜添え

と,マンゴージュース☆

やっぱりその土地その土地でできる野菜や果物って理にかなってますね。

南国でできるおいしいフルーツは,たくさん日を浴びた体にいいものばかり。

土地のものをその土地で食べ,旬のものをその時期に食べる,それがほんとは一番いいんですよね。

 

 

ほんとは手術後すぐこの旅行がきまり,ちょっぴり不安でした。行けるんかな?って。

この1週間前までは数歩歩くのでさえやっとだったのに。

 

でも,来てよかった。

ひさしぶりにたくさん歩いたし,ひさしぶりにたくさん太陽を浴びました。そして,ひさしぶりにたくさん食べたし,ひさしぶりにほとんど寝てない(笑)

 

そして,夜はマーケットでひさしぶりのお買い物が控えているので,少しお昼寝しま~す。

 

カンボジア旅 2日目 ~Angkor Wat~ 朝日

カンボジア2日目の朝。

3:30am起きです。

 

事前に調べた情報によると,5:45ごろまでにアンコールワットにたどりつけばよいと聞いていたので,5:15ごろホテルをでればいっかと思っていたのですが,トゥクトゥクドライバーのSoくんは「4:30には出たほうがいい」と言います。

「ちょいと早すぎやしませんか?」と思ったものの,長年の経験を積んだ地元のドライバーが言うんですから従いましょう。

 

4:30。あたりはまだ真っ暗です。

そんなに寒くはないものの,やはりトゥクトゥクに乗るとかなり冷えます。

地元の人たちはもうすでにバイクでどこかへ向かっていたり,真っ暗な道を歩いていたり・・・。早起きなんですね。

 

そして,昨日チケットを買った場所に到着。

3日券を買っていたので呈示するだけです。かなりの従業員さんたちが朝日を見にくる観光客を待ち構えていました。

ご苦労様です。

 

さぁ,真っ暗なアンコールワットに到着。

そう,日の出前なのだから真っ暗で当然。でも,すっかり忘れていました。

足元を照らす何かが必要なことを(笑)

こういうとき携帯は便利ですね。トーチライト機能を使って,昨日とは全く違う

ものものしい雰囲気の石畳の道を歩き,真っ暗な中ぼんやり口を開けている

門の前へ。

けっこう観光客がいるものの,やっぱり闇夜に浮かび上がる遺跡はこわい。

ミステリーツアーのようです。

 

 

みんなが進む先は沼地の横の歩道。

そこがベストスポットのようです。

私たちもそこで一番前の場所を確保。

こんな朝早くから子供たちが「お兄さん,コーヒー一つ1ドル~」とコーヒーを売りにきます。

せっかくなのでコーヒーを飲みながら朝日を見ようとコーヒーを注文すると,下に座る

ためのビニールを持ってきてくれました。

ふと辺りを見渡すと,人だらけ~。

「あぁ,Soくんの言うことを聞いて早めに出発してよかった」と思った瞬間でした。

 

 

そして,6時ごろ。
あちこちでシャッター音が響き渡る中,うっすらと空が明るみ始めました。

日の出前のアンコールワットも幻想的です。

が!!

残念ながら,朝日が顔を出すころにはうっすらアンコールワットの上に雲がかかり

オレンジ色な感じの写真は撮れませんでした。

早々にあきらめて,昨日まわれなかった第二回廊,第三回廊を見ることに。

 

朝日見物のみなさんの中には朝日だけを見に来た方も多かったようです。

朝のアンコールワット。

かなり静かでかなり神聖なすがすがしい空気が漂っています。

  

朝のアンコールワットの石段に座ってすごす時間はなんともぜいたく。

格別でした。

犬も絵になりますわ。

 

そして,7時半ごろかな?遺跡から外に出ると,さっきの雲がどこかへ。

太陽が顔をだしていたので,パシリっ。

これはこれでステキな写真となりました☆

 

いろんな顔を見せてくれたアンコールワット。

ほんとうにきてよかった。

「行きたい」とは思いながらまさか来られるとは思っていなかったので,夢心地のまま

終わってしまったけれど,ほんと,よかった。

カンボジア旅 1日目 ~Dinner~

遺跡めぐりは暑さのせいもあり,かなりハードでした。

ホテルに戻りシャワーを浴びてスッキリ。

 

 

今日はせっかくなのでホテルでゆっくり夕食をいただくことにしました。

ホテルのレストランはキャンドルがともされ,プールがライトアップされ

とってもステキな雰囲気でしたよ。

(ただ,虫はいっぱいいます。ヤモリも。←かなりかわいいです)

今日は

 まずは,小エビとマンゴー,オレンジのサラダ。

実は「おかず+フルーツ」が苦手な私。

例えば,酢豚の中のパイナップル,ポテトサラダの中のリンゴ

このサラダもなるべくフルーツにドレッシングがかからないように,フルーツはフルーツとして慎重にいただきました。

でも,カンボジアのフルーツはどれもおいしいです。

そして

 サテー。

やはりマレーシアやインドネシアなどと味付けは似ていますね。タレも濃い目で私好みの味です。

ただ,こちらではちょいちょい予想外のライスが付いてくる。

このサテーにも葉でくるまれたライスが。

注文しすぎは危険です。

 

メイン料理は牛肉のステーキとココナッツカレー。

ステーキの上にのっているのは胡椒です。胡椒の生産がさかんなのでしょうか?

お土産やさんでもたくさん売られていました。

そして,カレーがココナッツに入ってでてきました!

マレーシアのカレーは刺激的な味のものが多いのですが,ここのカレーはまったりとしていて甘かった。おいしかったです。

そして,

 アンコールワットがほられています。細かいですね。

 

 

食事が終わるころには,もう目を開けていられないほどの睡魔が(笑)

よく考えれば3:00am起き,一日中動いて日を浴びて興奮しているから当然です。

明日も3:30am起き!

アンコールワットの朝日を見なければ!!!

カンボジア旅 1日目 ~Angkor Wat~

トゥクトゥクで田舎道を進むと,アンコールワット横のお堀にでました。

ドキドキ,ドキドキ・・・。

いよいよ,アンコールワットとのご対面。

の前に腹がすいてはなんとやらで,ちょっと腹ごしらえ。

アンコールワットの前にはいくつかの食堂屋台や土産物屋さんがあります。

でも,ここのすばらしいところは,アンコールワットの前なのに,世界的にも有数な

観光地のはずなのに,何も整備されていないところ。

「ありのまま」です。

そこまでやる財政力がないというのが理由なんでしょうが,それでもこのままであってほしい。

きれいなコンクリ造りのレストランやアスファルトの駐車場なんてできないでほしい。

 

 

私たちはやきそばのような麺を食べることに。

ここでおじちゃんがチャッチャと作ってくれます。1つ1ドル。

カンボジアではコインは使いません。だから,何でも最底値は1ドルです。

このとなりではおばちゃんが果物を売っています。

 パイナップルのカットが繊細できれい。

そして,買ったやきそばをアンコールワットを眺めながらお堀の近くで食べることに。

今日はお盆で,地元の人たちも家族で集まり,お堀のまわりで食事をしていました。 

そんな人たちに混じってアンコールワットを眺めながらの食事。ぜいたくです~♪

そして,このやきそば味もしっかりしているし,卵もしっかり焼かれていておいしかった。

さて,腹ごしらえも終わり,いよいよアンコールワットへ。

お堀にかかる橋

アンコールワットを囲む壁

すべてがドキドキ☆

さぁ,入りますよ~。

 

ジャーン☆

私は昔からエジプトとか好きで「もし大学生をやりなおせるなら考古学を勉強したい」とだんなさんに言ったら,「測量とかも勉強せんといかんよ」って。

「測量か・・・それはちょっと苦手かも・・・」。以前していたこんな会話を思い出すほどに,門から寺院までまっすぐのびる長く美しい石畳の道。

もし修復作業するなら測量技術は必須やね,納得~と感心するぐらい,寸分たがわずまっすぐ建築する技術。

12世紀前半ですよ。しかも,ひとつひとつ石を切り崩して形にして,なおかつ全体がまっすぐでなければならない。

人間の力ってほんとうはとってもすばらしい。

 

そしてアンコールワットを取り囲む緑。

なんだかアンコールワットはアンコールトムと違って,穏やかにたたずんでいる感じ。

私はだからアンコールトムは男性的,アンコールワットは女性的と感じたのかもしれません。

 

今でこそ穏やかに見えるアンコールワットですが,その歴史は壮絶です。

12世紀前半にヒンドゥー教の寺院として建てられたアンコールワットでしたが,一度は放棄され忘れ去られた存在に。

再び人々が戻ってきますが,ある王が仏教寺院へと改修。

そして,ポルポト政権時代には要塞として使用され多くの地雷も埋められたそうです。また,ポルポトは宗教や僧侶をつまらぬ存在とし,このときに多くの仏像の首が

はねられたといいます。

実際,中には首のない仏像もたくさんありました。

また,このように顔が削り取られたような石像もたくさんありました。

修復もかなり進み,地雷も撤去されましたが,まだ歴史の面影は残っていますね。

 

 残念ながら真ん中の入口は修復中。

なので,横の入口から入ります。

入るとそこはすぐに第一回廊。芸術の世界です。

  

 

回廊の4つの壁面すべてに細かい彫刻が彫られています。

戦いの場面,天地創造の場面,地獄絵図。ここをひとまわりすれば,神の教えを

得られるということなのでしょう。

それにしても美しすぎます。

 

そして,このアンコールワットのすばらしいところは 「そのまま」であることだと思いました。案内板や監視員がいるわけでもなく,中はかなり自由に見学することができます。

いいえ,見学という感覚ではなく,そこで時を過ごしている感覚・・・

なんかうまくはいえないんですけど,疲れたら自分の好きな石段で休憩して

ぼーっとすることもできるし,地元の子が遊んでいたり,犬が歩き回っていたり

全然,「世界遺産を見せてあげます」的な圧がなく,気取ってなくて

「そのまま」なんです。

自由にそこで自分の時間を過ごしてもいい遺産。

 

 

私もかなりゆっくり第一回廊をまわりましたが,体力が限界に・・・。

「ホテルのベッドにダイブしたい!!」という雑念が出てきたので,今日のアンコールワットはここまで。

明日の朝,第二回廊,第三回廊を見ることにしました。

でも,目的だけは果たさねば。

アンコールワットを後に回した理由

この写真が撮りたかったのです。

沼地の水に反射するアンコールワット。

このように色がきちんとカメラに写るのは午後です。

アンコールワットが一番美しい色で撮れるのは15時から17時です。

しつこいですね(笑)

 

第一の目標,達成~♪

さぁ,ホテルに戻って,ベッドへダイブといきますかぁ。

カンボジア旅 1日目 ~Ta Prohm~

トゥクトゥクに乗って次は,タ・プロームへ移動。

トゥクトゥクで感じる風は一気に体のほてりを鎮めてくれました。

 

アンコールトムからトゥクトゥクで7.8分でしょうか?

タ・プロームに到着。

ここはアンジェリーナジョリー主演の『トゥームレイダー』のロケ地にもなった場所。

ここで私が見たいのは自然に飲みこまれる遺産です。

 

タ・プロームの門からは森林に囲まれた一本道が続きます。

 

そして中に入ると,いたるところに・・・

木に飲みこまれていく遺跡たち。

時間をかけてゆっくりゆっくり,すこしずつすこしずつ。

人間が一瞬にして力で壊してしまった遺跡のあとは,荒々しくて何も感じなかったけれど,ここでは自然の生命力によるパワーが宿っている気がしました。

 

 

レリーフもとてもきれいでしたよ。

そして,木はまだまだ成長を続けています。

数十年後,もしここに来る機会があったらまた違う顔をみせてくれるんでしょうね。

 

 

さて,タ・プロームを出てトゥクトゥクに乗り込もうとすると,たくさんの売り子さんたちが

話しかけてきます。

みんな日本語ですよ!

「お姉さん,1個1ドル~」

今度は,ちゃんと「お姉さん」だった(笑)

売っているのはブレスレット。

かわいそうだけど,相手にしているとどうしようもなくなるので無視していたら,

「5個1ドル~」「7個1ドル~」 となっていき,

トゥクトゥクが発車する直前には

「10個1ドル~」って(笑)

一瞬 「えっ?」って気になったけどあまり好みのものではなかったので・・・ごめんね。

 

次は,いよいよ,いよいよ,いよいよ~のアンコールワットとのご対面です!!

カンボジア旅 1日目 ~Angkor Thom~ Baphuon/Phimeanakas

アンコールトムのバイヨン寺院を見学したあとは,同じくアンコールトムの敷地内にある

バプーンへ。ここはヒンドゥー教の神を祭るピラミッド型の寺院。

人々はマヤとかエジプトとかの遺跡など見たことないはずなのに,どうして形や表現の仕方が似てくるのでしょうか?

それとも昔も冒険野郎がいてどこかで見聞きしたことを伝え歩いていたのでしょうか。

不思議ですね。

そのバプーンがこちら。

入口に伸びる石畳の道です。雨が降ると,この緑の地に水がたまってまた美しいのかもしれません。

 

このバプーオンは内戦で激しく破壊され,ここまで修復されるのにかなりの時間を要したそうです。去年あたりやっと中が見学できるようになったとか。

修復は究極のジグソーパズルのようで困難を極めたそうですよ。

だって,こ~んなに大きいんですから!!

上にあがる階段はかなり急です。

高所恐怖症ぎみの私はけっこうこわかった。

 でも,せっかく来たのだから登らねば。

足元が見えない恐怖~。降りるときのほうが断然楽でした。(足元が見える安心感)

でも,やはり登る価値あり。

上からの眺めはまた壮大で格別です。

そして,中央塔。

ここにはまだ登れませんでしたが,ところどころ緑が生えるこの静かな空間に

黄色や白のちょうちょがひらひらと舞って,まさに天空の城ラピュタにいるよう。

なんかここだけ取り残されたような,忘れ去られたようなそんな物悲しい気分にも

勝手になっちゃいます(笑)

そして,裏からこのピラミッドを見てさらに驚かされることに。

わかりますか?

最初は私も「なんで裏っかわの壁はまっすぐじゃないんだろ」なんて言ってたんですけど,そこの案内を見て鳥肌が立ちました。

涅槃像になっているんですね!!

左側が顔です。

 顔!!

石を彫ったのではないんですよ!

石を積み上げて鼻や輪郭のカーブを作っているんですよ!!

どんだけの芸術性と建築力!!
そしてそこまでの情熱。

ここは裏まで廻る人は少ないようですが,ぜひ見ていただきたい。

そして,裏はまたひっそりとしていて緑が多く,癒されます。

少し森林浴をしながらほてった体を鎮めます。

遺跡の周りはほんとうに自然がいっぱいです。

案内板にそって進むと,ピミアナカスへ。

ピミアナカスはロイヤルパレスと呼ばれるエリアにあるピラミッド型のヒンドゥー寺院。

ここの門を抜けて外に出ると

 

緑と赤土と遺跡の道。

そして象のテラスと呼ばれる長いテラスに出ます

  象さん☆

象のテラスはたぶん4分の1ぐらいしか見てないかも・・・

あとから知ったんですけど,もっといろんな象のレリーフが見られたようです。

 

 

それにしても・・・・

暑い!!!!!!!!!

 

遺跡の中は石でひんやり,森林の中もひんやりですけど,どうしても日に当たらなければならない時間があります。

病み上がりで体力のない私には,正直けっこうきつかった・・・

すでにバプーンあたりで心折れそうになったし(笑)

まず体力不足なのに久しぶりに歩いた疲れ。

そして,常に南国に住んでいるくせに,熱を体に溜め込んでしまい発散できないという

南国に不向きな体質(笑)

ほんとに,手のひらと足の裏からしか熱を出しきらんのです。

いつも姉に「あんたは猫か!?」と言われる体質・・・。

 

しかも,途中で完全に伸びきった観光客のおじちゃんにお水をあげてしまったので(やさしいでしょ~?),1本のペットボトルをだんなさんと分けながら,ちょっぴりサバイバル気分。

 

そして,お勉強しました。

・ジーンズ(特にスキニーパンツ)は不向き

一番いいのは地元で買う綿のパンツ。あとではきかえたんですけど,風の通りが違う,違う!!

・でも,虫やらなんやらいるし日よけにもなるので長パンツがいい

・黒服は絶対NG

・帽子はあったほうがいい

・水は余裕を持って持参すること。観光地なのに遺跡をめぐる間はどこにもお店はありませんでした)私たちはホテルが水を準備してくれ,移動するたびに冷たい水と交換してくれました。

 

アンコールトムを堪能しきり,トゥクトゥクのドライバーと待ち合わせをしている場所に向かっていたところ,7.8件ほどのお店を発見。

食事ができる屋台や,洋服などを売るお店です。

お店の近くに行くと,売り子の子供たちが

なんと日本語で

「お兄さん,ストール,きれい。ひとつ10ドル~」と話しかけてきます。

感心しますね。簡単な日本語とはいえ,上手に日本語を使っています。

まぁ,私は「お兄さん」ではないんですけどね。

 

そして,すてきな綿パンツを発見!!

おばちゃんにいくら?ときくと「15ドル」って。

高い・・・

事前の情報によると,マーケットなどではシルクのスカーフなどが値切って5ドルぐらいで買えるらしいんです。

しぶっていると,むこうから「ディスカウント~」ともちかけてきます。

そしてむこうから「いくらでかう~?」と電卓を差し出してくる。

みなさん! 値切るときは自分が買いたい底値を提示してください。

例えば,ほんとは5ドルで買いたいのに最初に10ドルを提示すると,それで交渉成立になってしまいます。

彼らは黒字赤字うんぬんはあまり気にしていません。たぶん,今日明日生活するための現金がほしいんです。1ドルでも,2ドルでも。

私はちょっと申し訳ないな~とおもいつつも5ドルを提示。

そしたら,おばちゃんは首をふる。

そこで私は「じゃ,ごめんけど要らない。夜,マーケットに行って買うね」と店を立ち去ろうとしたら,数十メートル進んだところで,おばちゃんが追いかけてきて

「5ドルでいいよ」って。

ほんとに~!?

私,値切りの素質ある~♪

そして,この件で「値切れば,値段はかなり下がる」とうことを覚えてしまった私。

これは,今後,マーケットでも炸裂することに~。

カンボジア旅 1日目 ~Angkor Thom~ Bayon

到着しました。アンコールトムに!!

アンコールトムとは,クメール語で巨大な街という意味だそうで,その名の通り

四方を3kmの壁に囲まれた街です。
その中にバイヨン寺院やパプーオン,ピミアナカス,象のテラスなどと言われる遺跡群が点在します。

まずはその中心であるバイヨン寺院へ。

 

入った瞬間から異空間へワープしてしまった感じ。

 内戦のときの影響でしょうか?崩れたままの柱も入口付近にはたくさんありました。

 

暗い回廊の中にはほんのりとお香の香りが漂い,ところどころにいまだに日々

お祈りがささげられている仏像があります。

そこで線香をたむけると,そこにいるおばちゃんが祈りをこめながら手首に赤い糸を

結んでくれました。

その回廊から階段を登り,上にあがるとそこはほんとうに天空にきたかのような

不思議な空間。

 

私はたぶん「わぁ,何ここ! すごすぎる!!」しか言ってないですね(笑)

 

上の空間にはたくさんの塔がそびえ,その塔の四面には菩薩様の顔。

顔,顔,顔。

青い空と,そこに向かって伸びる塔と,やさしい菩薩様の顔。

日本の寺院などに行くと,やさしい気持ちになりますが,ここではすごくたくましい強いパワーをもらえます。

後でアンコールワットに行って思ったのですが,アンコールワットは女性的なのに

対し,アンコールトムは男性的な感じ(私の感覚だけです)。

迫力満点で大興奮してしまいました。

パワーをたくさんもらい,出だし順調♪

次はアンコールトムの中の遺跡の一つ,パプーオンへ。

カンボジア旅 1日目 ~Angkor Thomへの道~

まずは アンコールトムを目指すことに。

アンコールトムはアンコールワット遺跡群の一つで12世紀後半に建てられた仏教寺院です。

普通はアンコールワットに行って,アンコールトムに行って・・・というのがお決まりのルートのようで,トゥクトゥクドライバーのSoくんにもそのように勧められましたが,私はどうしてもアンコールワットには15:00~17:00の間に行きたかった!!

なぜって,午前中は逆光で写真が撮れないから!!

アンコールワットが一番美しく見えるのは15時から17時の時間帯だそうですよ。

 

 

ホテルのサービスを利用してトゥクトゥクで移動開始。

シェムリアップではほとんどタクシーなどみかけませんでしたし,中心地,観光地以外では流しのトゥクトゥクをつかまえるのも難しそうなので,ホテルのサービスなどを利用してトゥクトゥクをチャーターすることをオススメします。

レンタサイクルを利用している人もけっこういましたが,地図で見るよりも思いのほか距離があるし,なんせ暑いし,チャリ移動の後の遺跡めぐりはかなりハードだと思われます。

 

トゥクトゥクは砂ぼこりと髪がぼさぼさになる以外はかなり快適(笑)

コンタクトの方はサングラスか眼鏡をかけられたほうがいいかもしれません。

裸眼の私は,そのままの景色の色を見たくて何もつけずに乗りましたが,目の自浄作用で何とかいけました(笑)

 

 

アンコール遺跡群への道は森林です。

 これはドライバーSoくんの後ろ姿。

森林浴を楽しんでいると,道の途中にチケット売り場があります。

チケットは 1日券$20,3日券$40(1週間の期限の中で3回入場できる)

1週間券$60(1ヶ月の期限の中で7回入場できる)がありました。

私たちは3日券を購入。なぜならば,明日の朝,朝日が昇るアンコールワットを見たいから。

パシャっと写真を撮られて写真入りのパスができあがり。いい記念になります。

 

このチケット売り場を過ぎ,アンコールトムへ向かう私たち。

でも,難関がありました。

それは,アンコールワットの横を通り過ぎなくてはならないこと。

アンコールワットに近づくと

「見ちゃダメよ!!」 「ふりかえっちゃダメよ!!」と言い聞かせながら

見たい気持ちを抑えるのに必死。

だってやっぱり近くにくるとなんだか雰囲気が違うんですもん。

 

その難関を乗り越えると,アンコールトムへの門が見えてきます。

 

巨大な門,立ち並ぶ石像にすでに圧倒される私たち。

 

 

この日はカンボジアのお盆にあたるということで,地元の人たちも家族で集まって食事をするために外出。なので,道が少し混んでいましたが,Soくんがわき道をすいすい抜けていってくれました。
道のあちこちで持ち寄った料理を食べながらくつろぐ地元の人たちを見かけました。

カンボジアではどうやらハンモックがはやっているようですよ。みんなマイハンモックを木にくくりつけてくつろいでいました。気持ちよさそ~。

 

前置きが長くなりましたが,いよいよアンコールトムに到着です。