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マレーシアでサマープログラム体験

先日,「マレーシアで親子留学」という記事をアップしたところ,「私も今年の夏,子供をサマースクールに通わせたい」という方から直接お問い合わせをいただきました。アクセス数も多く,「はやいうちから子供に国際感覚を身につけさせたい,英語環境を体験させてみたい」と考えてらっしゃる方が多いのだなぁと改めて実感。
そんな方々のために少しでもお役に立てるならと,私が今回調べた情報をアップしておきます。

 

以前も書いたように,マレーシアにはたくさんのインターナショナルスクールがあります。そのほかにも中華系の学校やローカルの公立・私立など『学校』といっても種類は様々です。
私の友人の子供たちはまだ幼稚園生。
こちらで短期のサマープログラムを受けるのならば,①インターナショナルスクール付属のプレスクール ②ローカルの幼稚園 ③「学校」ではなく,プラスアルファで学習をサポートする習い事やカルチャースクール的なところ

さて,ここで一番やっかいなのが,①②③ともに学校・施設によって「長期休暇」の時期がバラバラなこと。ローカルは5月末~6月中旬までがホリデーというところが多く,日本の夏休みとは期間が合いません。
インター校は学校の経営方針によってホリデーの時期がバラバラなので,気になるインター校があったら,まず学校のHPのカレンダーでホリデーの時期をチェックされたほうがいいと思います。

 

最近はサマースクール体験を希望される方が多いので,学校と提携してプログラムをつくってらっしゃる会社もあるようです。
http://www.m-ryugaku.com/summer_school

こちらはもちろん日本人に向けてのプログラムなので,日本人の参加が多いという可能性はありますが,現地の子供たちも数十人参加するようなので,いきなり外国人だけの英語だけの環境にポンッと放り込まれるよりは,子供たちもご両親もストレスを感じずに馴染みやすいのではないでしょうか。宿泊先やその他のアクティビティも準備されているようなので,マレーシアに知り合いがいなくても安心して参加できると思います。

さて,前置きが長くなりましたが,以下は私が調べた2013年の夏休み向けの情報です。
私もすべての学校にあたったわけではないので,他にもサマースクールを受け付けているところはあると思います。
今回の教訓は,いろいろと調べるよりも直接学校に聞いてみるのが早いということです(笑)
ほとんどのところが,数日以内にきちんと返答をくれました。電話をかけてきてくれたところもありました。また,内容も親切で丁寧でした。「迷惑かも」などと考えずに,メールを送ってみるのが一番かと思います。

また,私の情報はクアラルンプールについてのみです。
ジョーホールバルやペナンなどにも学校はたくさんあります。

また,情報が幼稚園の年齢に限られています。が,たぶん,学校のHPをご覧になれば,小学校でもサマーキャンプの情報はでていると思いますよ。(マレーシアではサマーキャンプと呼ばれることがよくありますが,決してどこかの山にこもってキャンプをするわけではありません。いつもと同じように学校で学んだり遊んだりするプログラムもキャンプと呼ばれます)

またまた前置きが長いのですが,私がご紹介するのは日本人向けのプログラムではありません。ホリデー期間中に現地の子供たちが通うためのプログラムです。

※先日ご紹介したマルボロカレッジはまだサマースクールはやっていないようです。イギリス本校ではやっているみたいなので,マレーシアでも受け付けてくれるようになればいいですね。

 

①インターナショナル付属のプレスクール

Eton House (イートンハウス)

クアラルンプールの中心にあります。
7月8日~8月16日までサマーホリデープログラム開催予定。
1週間の短期参加や短期滞在の外国人でも受講可能かどうかは現在問い合わせ中です。

KL international kids club

こちらも中心に程近いところにあります。
7月29日~8月30日までホリデープログラムを実施。
通常プログラムは,9時~12時半  750マレーシアリンギット/1週間
延長プログラムは 9時~15時    100/ 1週間

1週間だけの短期受講可能,短期滞在外国人も受け入れ可能という返答でした。
詳しいプログラム内容もHPに出ています。
おそらく,人気があると思いますので,早めに連絡を取られたほうがいいと思います。

 

②ローカルの幼稚園

やはり休みが合わないため,受け入れはできないという回答がほとんどでした。

 

③習い事やカルチャースクールなどの施設

毎日定期的に通わせるのは難しいですが,サマースクールの合間の土日に行かせたりしてもいいかもしれません。また「ガッツリサマースクール」ではなく,現地の子供と一緒に触れ合いながら遊ばせたい程度の方なら,こちらのほうが気軽でいいかもしれません。

Lara’s place

遊びながら学ぶプレイクラブというプログラムや,アートクラブ,クッキングクラブ,バレエ,ヨガ,カンフーなどさまざまなクラスがあります。どれも1時間程度。
大人向けの講座もあります。
1回だけの受講も可能とののこと。

Kids sports

プレイグラウンドを有する託児所的な(?)ところです。いろいろな場所にありますが,スバンジャヤという地区のキッズスポーツでは,9時~12時の間,300マレーシアリンギット/1週間で英語教室があるとのこと。他の地域のキッズスポーツでも同じプログラムを行っているかどうかは不明という返事でした。

Young Explorer

こちらは7月22日~26日までホリデーキャンプを開催するそうです。

9:30~1時 5日すべて参加して380リンギット  1日だけの参加も可能で95リンギット

Peekaboo creative academy

こちらもカルチャースクール的なところです。
1.アート&クラフトコース
2.ダンシングコース
3.クッキングコース があります。 どれも,1時間,2時間ぐらいのクラス。
1回限りの受講も可能だそうです。

 

あまりたくさんの情報ではありませんが,ご参考までに。
ご希望などあれば,直接学校に相談されてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

マレーシアでのインターネット事情

やっとネット難民,卒業です。
家のホームWi-Fiが復活しまして,やっとパソコンがネットにつながりました!!

でも,マレーシアはWi-Fi天国ですから,案外困らなかった(笑)
部屋の限りなく窓に近い壁際に行けば,下のカフェのフリーWi-Fiをひろえたりして・・・。

でも,そんなせこい生活,みじめですね(笑)。

今回,Wi-Fiの接続会社をいろいろと検討し,ネット事情にうとい私が学んだことをお伝えしたいと思います。

こういうことにうとい私なので,とりたててすごいことはわかりませんが,ご参考までにどうぞ。

 

マレーシアの通信業界の中で最も一般的なのは,TM(テレコムマレーシア)だと思います。
固定電話の回線などを扱っている,日本で言えばNTTのような存在です。
有線でネットをつなぐことができ安定しているので,ビジネスなどでの需要も高いみたいですね。
うちの会社のWi-Fi もTM契約のものです。

TM(テレコムマレーシア)

ネット回線契約は 「Unifi」(ユニファイ)と呼ばれています。

今のところ,VIP20, VIP10, VIP5 という3コースに分かれていて,速さと容量によって値段が違います。
最低,2年契約。途中解約すると違約金500rm。引っ越ししても,継続利用する場合は違約金は要りません。
一応,Unlimitedとうたっていますが,これは「そのコースの容量を超えると格段にスピードが遅くなりますが一応アクセスはできます」というもの。容量を超えてしまうと,動画などは見れないと思います。でも,他社に比べると断然容量は大きいので,普通に個人でネットサーフィンや動画を楽しむぐらいなら,十分だと思います。
契約書には「家の壁に穴をあける可能性があります」と書いてありますが,新しいコンドでは比較的それはしなくてもつなげるようです。
家の会社はオープンするときに壁に回線を隠してもらうために工事をしたのですが,回線の1部を蟻かねずみにやられたようで,一部不通・・・(笑)
取り付けまでに1週間~2週間ほどかかりますが,一度取り付けてしまえば安定したネットライフが楽しめるでしょう。

Maxis

こちらはソフトバンクのようなものでしょうか。大きなショッピングセンターには必ずといっていいほどカウンターがあります。
私の携帯電話はmaxisとの契約です。
結局悩んだ末に,homeWi-Fi も maxisのものにしました。
今は小さいWi-Fiルーター と 電話もついた大きめのWi-Fiを販売しています。
店頭には大きいやつのパンフレットが置いてありましたが,小さいものはA4の紙に白黒印刷された案内だけで「8GB」と書いてありました。8GBじゃ容量がたりなさそうだなぁと思いましたが,聞いてみると小さいルーターでも最大48GBのプランまで選べるそうです。
こちらもunlimitedとうたっていますが,容量を超えるとスピードは格段に遅くなります。
それでも,携帯に力を入れているmaxis。
ネットで追加容量を購入してチャージすることができるようです。
無線なので,契約や接続も簡単。
紙に必要事項を記入しパスポートを提示。ものの5分ほどで契約は終了。
購入する際に150rmの登録料が必要ですが,5ヶ月間は10rmの割引があるようです。
外国人ということで,300rmのデポジットを支払わなければなりませんでしたが,これは解約時に戻ってくるそうです。
購入して4~6時間後に使用可能。

 

そして,携帯の話になりますが,私はスマホにmaxisのSIMカードを入れてプリペイドで使っています。そんなに頻繁に電話などしないので,プリペイド式で十分です。
家にはWi-Fi があるし,外出してもフリーWi-Fiがけっこう使えるので,基本ネット契約はしていません。もし,外出先でどうしてもネットが必要になった場合は,
携帯電話から*100#にダイヤルし,メニューの中から Lowest Internet plan というのを選ぶと,1日100mbで2rm か 1週間100mbで8rm を購入することができます。

 

リチャージも簡単です。こちらではTop Upというそうですが,コンビニ,スーパーでも簡単に買うことができます。購入すると14桁の番号が書かれたレシートをもらいます。
*111*14桁の番号#でダイヤルボタンを押すとリチャージ完了です。(ダイヤルの番号は売る覚えです。レシート上部に書いてあるので,ご確認ください)
maxisのカウンターにいけば,電話番号を伝えるだけでスタッフがちゃちゃっとやってくれます。

 

そうして,もうひとつ便利な裏ワザ。
プリペイド式の場合,その購入金額によって期限が決まっています。
例えば,10rmぐらいの少額のチャージしかしなかった場合,その10rmの有効期限は2週間ほどです。2週間たつと,期限が切れ,またチャージしなければなりません。ただし,その10rmをすべて使い切らずに5rm残して期限が切れてしまった場合,リチャージするとその5rmは復活します。5rm残して,再度10rmチャージすると残高は15rmになるわけです。ただし,それもまた2週間たつと期限が切れる・・・・。
私のようにほとんど電話しない人にとっては,どんどんチャージがたまっていき消化しないままリチャージを繰り返さなければならないのです。
でも,その期限を延ばすことができます。
携帯電話から*100#をダイヤル。メニューの中から Hot specialsを選択。
Validityを選ぶと,8rmで90日間延長するコース と 33rmで365日延長するコースが選べます。

YES (YTL Communications)

さて,話はそれましたが,もう一つの会社を紹介させてください。

以前のhome Wi-Fiはここのものでした。会社のオーナーが契約してくれたものだったのですが,容量が少なかったので解約しました。
契約当時にあったプランの中では一番いいものだったそうですが,容量が10GBしかないのに値段が他社の50GBプランと同じぐらいしました。4Gのものだったからだとは思いますが,3Gのものとそんなに変わりません・・・。
もちろんここもunlimitedをうたっていますが,容量を超えるとすっごく遅くなります。月の後半はスピードが遅くて遅くて・・・とってもストレスを感じました・・・。

Astoro B’yond

唯一,ほんとうにunlimitedなのはここだけだと思います。
この会社はネットテレビの会社です。日本でいう ひかりTV。
ひかり回線を接続すれば,海外のチャンネルなど数多くの番組が見られるというやつです。
その会社が最近,ネット業界にも参戦してきまして,テレビとインターネットのパックプランを始めたようです。
テレビも見たい,制限を気にせず思う存分ネットを楽しみたいという方にはお勧めです。
見られる番組のチャンネル数を増やすと値段が高くなっていくようですが,最低のプランだと200rmほどでした。
ひかり回線をWi-Fiルーターにつないでとばせるようなので,パソコンでも番組がたのしめるのではないでしょうか?詳しいことはわかりませんが・・・。

 

他にもいくつか会社はありますが,今まで実際に私が使ってみたり検討してみたりしたのはこの4社。
新しくマレーシアに移住する方の参考になればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マレーシアで親子留学

先日,友人から「今年の夏に,子供2人を連れてマレーシアに遊びに行きたいと思っている」といううれしいメールが届きました。

彼女の子供たちは2人とも現在幼稚園生。彼女は子供たちに英語を教える教室を開いていて,もちろん自身の子供にも小さいころから英語を教えています。ホームステイしたいという外国人を受け入れたりと何かと積極的に取り組んでいる彼女。今回は,こっちのサマースクールなどに参加させて,マレーシアの子供たちと触れ合う機会を持たせたいとのこと。

私には子供がいないので,こっちの教育事情には今まで全く興味がなかったのですが,今回いろいろと調べてみました。

サマースクールというのは,マレーシアの子供たちがスクールホリデーの間も学べるように学校や幼稚園などが用意しているプログラムのようです。通常の学科の補強から,体育や音楽や芸術,語学など学校によっておもしろいプログラムが準備されています。
その学校に通っていなくても,サマースクールに参加することはできそうですが,ホリデーの間きっちり予定が立てられているので,1週間だけ通うなんてことはできないみたいです。
また,いちおう「入学」という形になるので,観光ビザでは受け入れはしてもらえないでしょうね。
学校と提携し,日本の子供たち向けのサマースクールを計画しているエージェントもあるみたいですから,サマースクールを体験させたいならそのようなところを通してなら可能だと思います。

 

今回は幼稚園生なので,保育所や託児所的なところなら・・・と思って,現在まだ調べ中です。
そういうところで,みんなでお絵描きしたり,ゲームしたりと「学び」を取り入れたプログラムがあって,1週間から受け入れ可能なところもあるみたいですよ。

またキッザニアもありますから,英語を使って現地の子供と触れ合いながら職業体験というのも楽しそうですよね。(ちなみにマレーシアのキッザニアは世界で一番入場料が安いと言われています)

友達の来馬が実現するかどうかはわかりませんが,実現したら,どんなことができたかまたいろいろとご報告します。

 

で,いろいろと調べていておもしろいな~と思ったのが,最近,マレーシアへ親子留学するという人が増えていること。
大きな地震があってから将来が不安ということで,マレーシアでの職を探し家族みんなで移住してくるという人も増えていますが,親子留学は,お父さんは日本で働いて,子供とお母さんがマレーシアで暮らすという形。
子供が学校に通うことで学生ビザを取得し,お母さんは保護者ビザで滞在することができます。(学校によります)

 

マレーシアでの親子留学のメリットは

①多民族国家なので,インターナショナルスクールも多いし,ローカルの学校でも英語が共通語。

②英語教育に加え,マレー語・中国語などが学べる。

③多民族・多宗教の中で国際感覚を養える。

④日本のインターナショナルスクールよりもはるかに学費が安い。(語学教室に通わせるよりも安い  かも!?という情報も)

⑤日本からもある程度近く,シンガポールやオーストラリアのように物価が高くない。

などなどだそうです。

 

シンガポールに程近い,ジョーホールバルというところにはマルボロカレッジというイギリスの超名門校もあるらしいですよ。キャサリン妃が卒業した学校のマレーシア校です。
開校式にはウィリアム王子とキャサリン妃が出席されたとか。
そこにわが子を!と考える親御さんもいらっしゃるみたいですね。
開校したばかりですが,今はアラブのお金持ちの方などからの入学希望が殺到しているみたいですよ。子供の友達のお父さんは石油王な~んてこともありえるかも。

 

もちろん,マレーシアで子供を育てるデメリットもあるでしょうね。

日本語はやはりおろそかになります。オーストラリアに住んでいるときに日本人の子供たちに日本語を教えていましたが,読み書きは実際の学年より3学年ぐらい下のレベルでした。
漢字はお手上げ状態。いかに日本語もキープするかは課題だと思います。

それから,やはり「国民性は教育によって養われる」と私は思います。
海外に出て日本人のいいところもたくさん感じました。それは長年の義務教育の間に自然に培われたものだと思います。(ゆとり世代には「?」と思うことも多々ありますが・・・)
これもオーストラリアの話ですが,小学校の運動会にお邪魔したとき,『協調性』なんてものは微塵にも感じませんでした(笑)
みんな人の話は聞いてないし,並べないし,じっとしてられないし,好きなことばっかりしてるし(笑)
でも,だからすごくおおらかな人が育つんだと思うので,それもメリットといえばメリットですけど。
日本の社会に戻ったときにやっていけるかどうかは・・・・。

今,私の家の目の前が小学校と中学校なので,子供たちをよく目にします。
ゆったりとのびのびと教育を受けているんだろうなぁと感じる素朴で素直そうな子供たちばかりです。目が輝いています。
私が見る限り,運動会的なものとかマラソン大会的なものはみんなきちんと参加していましたし,並んで行進していましたよ(笑)

 

とにかく,私はだんなさんの仕事の都合上ここに滞在し,しばらくマレーシアを体感しているのでマレーシアで子供を育てるっていう選択肢も考えられますが(実際まだ子供はいないわけですし),「よし!親子で留学しよう!」という方々の行動力・決断力ってすごいなぁって思います。

 

で,結果。

私はマレーシアでの教育はアリだと思います。自分の子供をということではなくて,親子留学などを考えている方がいるならオススメしたいです。

ぜひ一度旅行でマレーシアを訪れてみられてはいかがですか?

プルフンティアン島 in Malaysia 滞在編パート2

タートルビーチ

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ビーチには私たちと同じようにボートでやってきた数名のみ。
そして,海の水がもう言葉では表現できない美しさ。

早速覚えたてのシュノーケリングを。
私でも泳げる距離に珊瑚があり,黄色やブルーやシマシマの魚がたっくさんその珊瑚の周りで
生活をしていました。
赤いラインが入ったおしゃれな魚,何ともいえない光沢を放つ魚,すっごく大きいイカ,なまこ石鹸でお世話になっているなまこちゃんたち。
そして様々な珊瑚。
海の生き物たちとまたまたたくさん出会いました。

なぜ,タートルビーチか。
それは夜になると,ここにカメさんたちが産卵にくるからだそうです。
でも,残念ながらここではカメに出会うことはできませんでした。

 

1時間半ほどして,お迎えのボートが来ました。
もう一組乗せるということで,おそらくヨーロッパ系っぽいおじさまとおばさまも一緒に乗船。
すると,ボートの運転手ジョーは私たちのホテルの沖合いで船を止め,「トートー」と。
そしたら,おじさま,急に「トートー!?」とテンションを上げ,子供みたいにワクワクしている。
「おまえたちもトートー見る?見るならさぁ,早くマスクをつけて」
って,ここでやっとわかった!
「タートル」ね!!!!!
発音良すぎてわからなかった!!

おじさまが「さぁ,飛び込め!」って。
このとき,朝からシュノーケリングの練習しててほんとうによかったと思いました。
私はライフジャケットなしではまだ無理だけど,練習してなかったら「飛び込め」って言われて
すぐ飛び込めなかったよ。

練習の成果発揮で飛び込み海底をのぞくと,手が届きそうな距離に海がめが!!!!!

ゆっくりと海底を這うようにして泳いでいます。

すっごく大きくて,すっごくやさしい目でした。

私は「カメと泳ぎました!」  しあわせ!!!!

見られたらいいなとは思っていたけど,何が何でも見てやるとは思ってなかったので,ほんとうに自然に偶然に海がめと出会えた。

・・・って,ボートに戻って冷静に見てみると,そこはホテルのビーチの遊泳区間内で,朝方私たちがチャプチャプ練習していた浅瀬でした。
こんなにも近くで,海がめと出会えるんですね。
興奮したおじさまはなかなか戻ってきませんが(笑),おそらくおじさまは何が何でもカメをみたくてタートルビーチまで行ったよう。こんなこといったらあれだけど,私たちと偶然乗り合わせ,私たちのホテルに寄ったことでカメに出会えましたね(笑)

 

 

そして,ジョーがしきりに私たちに「サンセットクルーズに行かないか?」と勧めてきます。
私たちのホテルからは小さい島に阻まれて夕日が見えないのです。
ジョーいわく,6時に出発して小さい島を半周。夕日を見る・・・が,ちょうど夕日が落ちる時間でなければ,半周したとこのビーチに上陸して夕日が沈むまで過ごす。そして,さらに反対側を半周して戻ってくる・・・から,小さい島を1周しながらいろいろなものが見られる。しめて,二人で150rm(4500円ほど)。

せっかくだし,ジョーの勧めに応じることに。

どうやらこのツアーはジョーオリジナルのようです。

午後6時。ホテルを出発。
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クルーズといってもこんな小型ボートで行きますから,けっこうスリリングなアトラクションのよう。
(この写真は島に着いて最初に撮った一枚で,そこらへんにあった船を撮ったのですが,このボートは偶然にもジョーのボートでした(笑))

途中で何回も止まってくれ,写真を撮らせてくれます。

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島の大自然や,船でしか行けないビーチを眺めながら,船は小さい島を半周。
そして,見えてきたのはまっすぐな水平線と夕日。

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このクルーズはなかなかぜいたくです。

そして,まだ日没まで時間があるので近くのコーラルビーチに上陸。
ここは私たちのビーチと違って賑わいがあります。
他の港町にお邪魔するパイレーツな気分。
おいしそうなお肉のやけるにおいにひかれながら,夕日が落ちるのを待ちます。

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桟橋から海を眺めていると,時折なにやら水面に顔を出します。
よ~く見ると海がめ!!
桟橋の近くを泳いでいました。まだ子供かな?昼間見たのよりも小さめでした。夕日が沈むまで何度も何度も顔を見せてくれました。

このとき桟橋にはもう1人,カメラを持った青年が。一人旅をしているようでした。

そんなこんなで日が沈み,ジョーは私たちをホテルに送り届けてくれ,サンセットクルーズ終了。
なんか流れで出発したクルーズだけど,ほんとによかった!!
すっごく満喫できました。
そして,ジョーがほんとうにいい人で,出会えてよかった!!

さて,3日目。
正午にホテルを出発。
帰りの船は飛行機の時間をホテルの人に告げ,相談したほうがいいと思います。
私たちのホテルには朝8時と正午12時に船が来ます。
私たちは17時のフライトだったので,12時の便で出発。この船も各ビーチを廻りながら人を乗せていくので,少しずつ時間はずれ込みます。フライトまでは余裕を持って出発したほうがいいです。

 

ホテルの人が船着場でずっと手を振って見送ってくれました。
そして,偶然にも船の横をジョーが通りかかって,バイバイも言えました。

 

港町クアラブスッまで戻ってきた私たち。
フライトまでは時間があるのでのんびり食事することに。
このクアラブスッは小さな町ですけど,建物が緑やオレンジや紫と色鮮やかでとてもポップな町。
そんな町を眺めながら食事をしていると,となりに座った欧米系の外国人が日本語で話しかけてきました。話を聞いていると,スイス人の彼は仕事で大阪に住んでいるそう。
彼と話しながら,食事をしていてやっと気づいた私。
彼は昨日,桟橋で夕日を見ているときに写真を撮っていた青年!
彼も桟橋で日本語が聞こえると気になったらしく,どうやら港町で私たちを見かけとなりに座ってくれたみたい。
またまた偶然からステキな出会いへとつながりました。

ほんとうにたくさんの出会いに恵まれた旅,プルフンティアンはみんなをやさしくする島だと思いました。ぜひ,みなさんにも行ってもらいたいけど,反面,あんまり行ってほしくない(笑)
あの島はずっとあのままであってほしいなぁ。

 

 

 

 

 

プルフンティアン島 in Malaysia 滞在編パート1

私たちはホテルの船着場に到着。そして,ここまで一緒に来たドイツ人カップルに手を振る・・・・
そして驚愕!!!

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海が信じられないぐらいキレイ!!!

とにかく水がすっごく透明で,浅瀬の光が当たっているところは,これ何色って言ったらいいんでしょうか? クリアな水色,スカイブルー,コバルトブルー!!!

船着場の桟橋を歩くだけでたっくさんの魚を見ることができました。

もうテンションあがりまくりで,とりあえずホテルにチェックイン。

 

私たちが泊まったのは,大きい島のほうにある『プルフンティアンアイランドリゾート』というところ。

全室ロッジタイプで,目の前はプライベートビーチ☆
私たちが泊まったところは1泊1部屋7600円ほど(二人で泊まったので一人3800円/朝食付き)のダブルルーム。部屋はまぁまぁ,マレーシアンクオリティですが(笑),この値段にしては広いし,シーツや床はきれいだし,部屋の中に虫はいないし,お湯も熱いぐらいのがちゃんと出るし,十分でした。
それに,スタッフがいつも笑顔で親しみやすい。
それにそれに,なんといってもロケーションが最高!!
このホテルのビーチはとくに海水が美しく,亀がいるポイントとしても知られているので,他のホテルの宿泊者も船でわざわざやってくるほど。
正直,お料理だけが・・・・・といっても,私たちはここで夕食はとっていませんから味はわかりませんが,ハエちゃんが多いのと,値段が高いのです。
でも,歩いて5分,10分でおとなりのホテルやいくつかのレストランへ行くことができますから,大丈夫ですよ。
それから,この辺りのレストランではお酒が飲めません。
一ヶ所だけビールを買えるところがありましたが,レストラン内での飲酒は厳しく禁じられていました。
(ちなみにビールを買いたい方は,プルフンティアンアイランドリゾートから階段のある歩道橋を渡っておとなりのホテルまで行き,さらにそのホテルを抜けてビーチ沿いを歩いてみてください。ビールを売っているお店があります。レストランなどもいくつかあります。小さい島のほうのロングビーチやコーラルビーチまで水上タクシー(小さいボート)で行くと,お酒を飲みながら食事できるレストランがありますよ)

 

さて,チェックインしてようやくお待ちかねのランチ。
おとなりのホテルのレストランでいただきました。もちろん,ビーチサイドで海を眺めながら。

 

今回のこの旅は,とにかくゆっくりしたかったので,とくに何も予定は入れていませんでした。
ホテルのビーチでのんびりすごすのもありかな・・・と思っていたので。
でも,いろんな人との出会いや偶然ですごく内容の濃い旅になるのです。

 

ランチが終わって,ホテルのビーチでのんびり。
午後のビーチは光が当たってほんとうに美しい色。
そして,写真を撮っても人が映りこまないぐらい(笑),静かでプライベートなビーチ。

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このビーチも欧米系の方が多いのでとにかくビーチのすごし方,勉強になります(笑)
みなさん,ビーチにおしゃれなビーチタオルをひいて,そこで肌を焼いたり,読書したり・・・
そうやって長い時間ずっとビーチを楽しむのです。

浮き輪でキャッキャとか,すいか割ったりとかしません(笑)
だから,私たちもなんだかの~んびりと過ごすことができました。

夜ご飯は,波打ち際のすぐそばにおもむろにテーブルといすが置かれているレストランで。

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波の音がBGM。とっても静かな場所です。

そうやって,ただただの~んびりと島での1日目が終了。

 

2日目は出会いの連続でした。

まずは,朝食を食べに行こうと部屋のドアを開けると

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ホテルの猫ちゃんがなぜかwelcomeマットの上で3つ指ついてお出迎え(笑)

部屋の近くではすっごく歌がうまい鳥がずっとさえずりを聞かせてくれ,
庭のいたるところでりすちゃんがかけめぐり,
沼地では大トカゲが日光浴。
たくさんの動物との出会い。

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そして,今日は人生で2回目のシュノーケリング。
昔,沖縄に行ったときにやったことがあるのですが,そのときはツアーへの参加で,何が何やらわからないままあっという間に終わってしまった・・・・。
今回はシュノーケリングとマスクとライフジャケットを借りて(1日15rm/夕方5時返却),自由に海の中を泳ぎます。

とはいっても,人生2回目,泳ぎは決して得意ではないし,足がつかないところは信用できない私(笑)
午前中はとにかく浅瀬で練習です。
でも,浅瀬ではほんとうに目の前にいる魚と同じ目線で泳ぐことができるんですよ。
そこから,徐々に慣れてきて足がつかないところに・・・・。
ほんとうに水がきれいなので,海底までしっかり見えます。
珊瑚のかげや桟橋の下にはたっくさんの魚がいて,私がじっとしているとけっこう近くを泳ぎまわってくれます。
午前中はたくさんの魚たちとの出会いがありました。

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少しずつシュノーケリングに自信がついてきたところで,ランチタイム。
そこで,なにやら親しげに話しかけてくるおじちゃんが。そのおじちゃんは水上タクシーの運転手さんで,客引きをしていたのですが,おじちゃんが「タートルビーチへ行ってみたら?」と。

タートルビーチ。
私も事前にそこのビーチが静かできれいですばらしいというクチコミを見てはいたのですが,
なんとなく予定を決めたくなかった旅だったので,「絶対に行こう」とは思っていませんでした。
でも,おじちゃんからこのビーチの名前を聞いて,シュノーケリングも少しできるようになってきたころだったので,せっかくだし行ってみようかということに。
タートルビーチっていうぐらいだから,もしかしたらカメに出会えるかも!?

 

ってことで,午後は水上タクシーでホテルのすぐ近くにあるタートルビーチへ。
ここにはホテルなどはなく,ただただてつかずのビーチがあるのみ。船でしか行けません。
このとき,乗った船の運転手さんがジョー。(さっきのおじちゃんではありません。陽気な若者です)
パイレーツオブカリビアンのジャックスパロウみたいな話し方をするジョーとの出会いが私たちの旅を大きく変えることになります。

 

 

プルフンティアン島 in Malaysia 行き方編

なんだかんだとやっているうちに,タイプーサムに行ったっきりブログを更新していなかった・・・・。

みなさん,ちゃんと私は生きています。お伝えしたいことは盛りだくさんあるんですが・・・・

 

今日は先日2泊3日で行ってきた旅行のことをアップします。
が・・・・・,本当は誰にも教えたくない!!
でも「行こう」と決めた方にとって,この島の情報は乏しいと思うので,ちゃんと情報をお伝えすることにします。(しぶしぶ・・・)(笑)

 

私たちが今回旅をしたのは,マレーシアの東海岸にある『プルフンティアン島』という小さな島です。マレーシア東海岸というと,レダン島やティオマン島が有名ですが,ある情報筋から「プルフンティアンの海が一番きれいだよ」と聞いてここに行くことにしました。

場所はこの辺。

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首都クアラルンプールは西側の下のほうにあります。プルフンティアンは東側のタイ国境に近い島。南シナ海に浮かぶ二つの小さな島です。レダン島の上に位置しています。

私たちはAirAsiaでコタ・バルまで行き(約1時間),コタ・バルから港のあるクアラ・ブスッまでタクシー(約1時間,片道70rm), クアラ・ブスッからスピードボートでホテルまで(約40分,往復70rm+入港料/海を保護するための料金5rm)という方法で現地へと向かいました。

 

コタ・バル行きの飛行機はほぼ満席で,欧米系の方もたくさん。
プルフンティアン島に行くのはアジア人よりも欧米系の方が多いのだとか。
コタ・バルに着くと,空港の敷地を出る前に,「Taxi&Boat」と書かれたカウンターがあるので,
そこで空港からの交通手段を手配できます。
高級なリゾートホテルなどでは,お迎えがあったり,事前にホテルが手配してくれたりするようですので,前もってホテルに尋ねられたほうがいいと思います。

手配をしていなくても,このカウンターでチケットを購入すればスムーズに島まで行くことができました。

私たちはカウンターの人の勧めで,タクシーを他のカップルとシェアすることに。タクシー料金は一台片道70rmなので,シェアすれば交通費をうかすことができます。

私たちは後ろに並んでいたドイツ人カップルとシェア。マレーシアは2度目で12時間のフライトを経てここまで来たそう・・・・。
大学時代,ドイツ語を専攻していた私。でも,初めて生で聞くドイツ語会話。全く理解できませんでした(笑)
ドイツ語を教えてもらったり,英語でおしゃべりしたり,おしゃべり好きなタクシーの運転手さんの話をみんなで聞いているうちにあっという間に港町クアラ・ブスッに到着。

タクシーのおじちゃんがボート会社の前で降ろしてくれるので,あとはそこで名前や住所を記入して,12人集まればボート乗り場まで案内してもらえます。
集まった人たちはほとんど飛行機で一緒だった欧米系の方たち。アジア系の人たちはレダン島へ行く人が多いそうですよ。

当初の予定ではこの港町でお昼ご飯でもと思っていたのですが,空港でボートの手配まであれよあれよとされてしまったので,空腹のままノンストップで島まで向かうことに。
でも,ボート会社はいくらでもこの町にあるし,そこらに止まっている流しのタクシーでも空港からこの町までは同じ値段のようなので,空港でチケットを買わなくても大丈夫です。
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このオレンジ色の建物が船着場(jetti)です。この中にチケット売り場もあるし,周りには食事できるところもたくさんあります。ただし,12人集まらないと船は出発しないのであまり遅くなると人が集まるまで待たなくてはならないかもしれません。

 

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乗るのはこういうボート。

最初船に乗ったときは,船酔いするかも・・・と思ったのですが,途中からけっこうスリリングなスピードで飛ばします。ゆらゆら~という動きはしないし,かなり強い風を感じるので私は船酔いせずにすみました。予想以上の風ですので,あまり大きめのピアスとかはしないほうがいいと思います。

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出発するときはこんな茶色のにごった泥川ですが・・・・・

5分ほど進むと深いエメラルドグリーンの海。

そして30分ほど進むと島が見えてきます。

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プルフンティアンは大小の二つからなる島です。
島の主要な交通手段は船。
自分のホテルがあるビーチから他のビーチへ行くには船で行かなければなりません。
ですから,この乗り合いボートもそれぞれのビーチで客を降ろしながら,大小の島を廻ってくれます。

最初に着いたところは大きいほうの島のメインビーチというところ。

船がスピードを落としゆっくりと進み始め,ふとボートの下の水面に目をやると・・・・・・

私たちが乗っているボートは,ありえないくらい透明で水色の美しい海の上!!!!!!!

タイプーサムに行ってしまいました

先日このブログで『タイプーサム』というお祭りについてお伝えしました。

ちょこっと復習いたしますと,タイプーサムは,毎年ヒンドゥー教のタイという月の満月の日に行われる奇祭。

想像を絶するあ~んなことやこ~んなこと(後でじっくりお伝えします)が行われてしまうお祭りで,本土インドでは禁止。今ではマレーシアとシンガポールでしか見られないとか。

となると,どうしても見たくなってしまう私の好奇心。

日に日にタイプーサムへの思いはつのり,ずっと「行きたい」と言っていたら,知り合いの方が連れて行ってくださることになりました。

 

今年のタイプーサムは1月27日。お祭りはどうやら前日の夕方ぐらいから,2・3日間ずっと24時間行われているようです。
昼間は観光客が多いということなので,私たちは日付が変わった28日の深夜2時,お祭りが行われるバツーケーブ(バツー洞窟)へ向かいました。

メイン舞台はクアラルンプール郊外のこのバツーケーブなのですが,お祭りはクアラルンプール中心地のヒンドゥー寺院「スリ・マハ・マリアマン寺院」(何度聞いても正確に名前を覚えられない)から始まります。

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ここからバツーケーブはおよそ17キロほど離れていますが,信者はここからお供え物のミルク壺などを抱え,歩いてバツーケーブまで向かいます。

ただ,やはりここは不思議なマレーシア。この日はたくさんのインド人が集まるであろうこのヒンドゥー寺院があるのは,チャイナタウンの一角。

多文化が共生するとは「相手を受け入れる」ということなのだと思います。

 

さて,深夜2時のバツーケーブ。

さすがに観光客はほとんどいないため,車もスムーズに止められました。
それでも,信者の方々や祭りの雰囲気を楽しみに来た方々,インド系の若者たちなど人はたくさんいます。

 

参道にはお供え物のミルクや花が売られており,その他のスペースには出店がたくさん。
神事よりもお祭りの要素がかなり大きくなってきているのか,移動遊園地まで来ていました。

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山積みにされたお菓子や食べ物,布やカーペットにキッチングッズ,CDやDVD,
たっくさんの仏像。いろいろなものがところ狭しと並べられていて,なんだかワクワクします。

夜中でしたが,参道は派手にライトアップされており,出店もたくさんあったのでにぎやか。

20130128_0220171 そんな一般客の集まる参道から,なにやら「ウー」とか「ワー」とか
いう奇声が・・・・・もしや,まさか,これが,あれなんでしょうか!?

 

人が集まるほうに行ってみると,一人の信者の方がわめいています。
その姿はもはや「人間」とは言いがたい・・・・何かに乗り移られたかのよう・・・・・
目を見開き,舌はベロリと垂れ,自分では自分の動きを制御できなくなっています・・・・
彼は,背中に大きな釣り針のようなフックをたくさんつけ,そのフックは後ろを付いてきている
同行者により引っ張られています。つまり,背中の皮が引っ張られているわけです。
動物のように動き回ってしまう彼を,同行者の人がひっぱり制御しています。
彼は完全にトランス状態・・・・・

そんな彼が目の前を過ぎ去って行ったかと思ったら,次なる信者が現れました。

20130128_0217591 彼も完全にトランス状態。肩に大きな刀をかつぎ(くいこんで痛いはず)
腰で後ろに見える大きなお神輿を引っ張っています。
なんと,お神輿には5歳ぐらいの子供が乗っていますよ。かなりの重さでしょう。
それでも彼は一歩一歩進んでいきます。

 

そう,このお祭りの奇祭たるところはこの「苦行」。
神様に信仰心を示すため,かなり「痛いこと」をやりながら聖地に向かうのです。

かなりエキセントリックなお祭りですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA こんな大きなお神輿をかついでいる人もいます。

他にも,体中にフックのついた小さなミルク壺をつけたり,大きな太い串を頬に貫通させたり,
舌に突き刺したりする方がいらっしゃるそうです。

このような苦行を積む人々は選ばれた信者だそう。
同行者(家族)に励まされながら,ただただひたすら聖地へと向かいます。

 

マレーシアの聖地,「バツーケイブ」(バツー洞窟)は有名な観光地としても知られています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 神様はこの左側に見える272段の階段を登った洞窟の中に奉られています。

ということは・・・・・・
もちろん・・・・・・・・

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登りますよ,登りますとも。信者のみなさんも!! 重いのかついだり,フックで引っ張られたり
しながら!!!!
普通の精神状態だったら無理ですよ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA階段もけっこう急なんですもん。

 
20130128_02435611 このように重いミルク壺を持って長い道のりを歩いてこられた方も,最後の
この階段に行く手を阻まれ,何度も休みながら進んでいらっしゃいました。

 

「苦行」とはいかないまでも,信者の方は参拝する前に頭を剃り身を清めるのが慣わしのようです。

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小さな子も,女の子も頭を丸めている人がたくさんいました。

 

さて,洞窟の中。

苦行を終えた人々が数名集まっています。

20130128_0255321 この人は,ミルク壺つきフックを抜いてもらっているところ。
まだトランス状態のようです。

 

もちろん,このようなトランス状態に入った人たちの興奮が一気に冷めるわけではありません。
ですから,この人たちを静める力を持った人が信者をなだめていきます。

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このジャックスパロウみたいな,おしゃれなしぶいおっちゃんがその「すごい人」。

この人が何か言うと,いきなり信者がサルになっちゃってココナッツをかじったり,
重いものを持って腰が立たない人が急に元気になっちゃったり・・・・・。
不思議な世界でした。

とっても不思議すぎて,いまだに私の中で消化できていないこのお祭りですが,
また来年も見てみたいと思ってしまった・・・・・・・

いろんな形はあるけれど,神様に祈りをささげるその一生懸命な姿はとっても美しいと思いました。

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苦行を積む人々と,鼻を突くヨーグルトのようなにおい(お供え物のミルクが発酵しているにおい+花+体臭+ゴミ)←かなりきついにおいです・・・昼間はもっとひどかったかも・・・。
見えるものも感じるものもこの世のものとは思えない,正気の沙汰とは思えない世界でしたが,一見の価値はあると思います。

 

ナシ・レマッ☆

家の近くにある24時間営業のインド料理店。

今まではちょっと敬遠していて,このインド料理屋さんを通り越し,中華屋台に行くことが

多かったんですが,最近なんだかこのお店が好きになってきました。

今まであまり行かなかった理由・・・

それはメニューがマレー語だからなんだかよくわからなかったということ。

 

いや,だいたいそのときは「あ~これはこんなやつか」って覚えるんですけど,

しばらくローカルフードを食べないでいると,久しぶりにこのメニューを見たときに,

何がどんなんだったか思い出すのが面倒くさくなっちゃうんですよ・・・・

そして,いつも自分で好きなだけつぐことができるカレーにはしってしまう・・・・

だから,ここは私たちの中では「カレー屋さん」にしかすぎなかったんです。たくさん他にも

メニューはあるのに・・・。

 

でも,少しずつ慣れてきて,なんとなく思い通りのものを注文できるようになってきました。

そんなに難しいことではないんですけどね(笑)

 

 

今日は Nasi Lemak (ナシ・レマッ)。

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ナシ・ゴレンやミー・ゴレンは有名ですよね。

ナシ=ご飯  ミー=麺  ゴレン=炒める という意味です。

レマッは,「脂肪,脂」という意味・・・・直訳すると「脂ご飯」・・・

この脂は,ココナッツミルクのこと。

ナシ・レマッは,ココナッツミルクで炊いたご飯のことです。

今まで頭の中では分かってたんですけど,いっつもナシ・ゴレンのほうをつい選んじゃって,

ナシ・レマッは今回がはじめてのチャレンジとなりました。

 

ちなみに アヤム=鶏肉。

「ナシ・レマッ アヤム」と注文すると上のような食べ物が出てきます。

ピリ辛なソースとゆで卵,カタクチイワシをカリカリにあげたものとピーナッツを和えたものが

添えられています。

 

ココナッツミルクで炊いたご飯,

案外おいしいですよ!!

ほんのり甘くって。

辛い料理とあわせるときにはちょっと変り種でおもしろいかもしれません。

 

 

で,ご家庭でのナシ・レマッの作り方☆

材料(4人分)

・米・・・二合

・ココナッツミルク 300ml

・しょうが 1かけ

・パンダンリーフ 1枚

作り方はいたって普通。お米をとぎ,ココナッツミルク,スライスしたしょうが,結んだパンダン

リーフを入れて炊くだけ。日本のお米の場合は,硬めに炊いたほうがいいそうです。

へぇ~,簡単♪

 

・・・・・・・・・・・?

・・・・・・・・・・・って,パンダンリーフって何っ!

CIMG0319-thumb これ。

タコノキ科タコノキ属・・・・ココナッツ風の香りがするんだそう。

日本で手に入るのでしょうか・・・・

マレーシアではたぶんスーパーでも売っていそうですが・・・

 

ってことで,次回,帰国するときにはパンダンリーフでもお土産に買って帰ります。

南インド料理 トーサイ&ロティチャナイ

マレーシアにはインド系の方も多く住まれており、本格的なインド料理が味わえるお店もたくさんあります。
インド料理といえばカレー!

昔、某テレビ番組で「インドの家庭でカレー以外の料理を食べられるか!?」っていう企画があったんですけど、見事に行くとこ行くとこカレーでした(笑)
いやいや、私たちは「カレー」でまとめちゃってるので、「インドの人は毎日カレーを食べている」印象ですけど、スパイスや具材が違うので、インドの人たちにとっては全くの別料理なんですって。

さて、カレーと一緒に食べるものといえば?
ご飯 か ナン。
でも、これは北インド料理。

マレーシアには南インド料理のお店も多く、ナンの代わりにトーサイやロティチャナイと言われる、日本人にはあまり馴染みのないメニューがあります。

トーサイはカリっと薄く焼いたパリパリのクレープみたいなもの。
トーサイを頼むと、2,3種類のカレーとともにサーブされます。

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うすーく焼くにはプロフェッショナルな技が必要です。

一方、ロティチャナイは南インドの国民食とも言われているパン。
パンと言っても、食感はもちもちしたクレープみたいなもので、こちらもカレーと一緒にサーブされます。

近くの屋台のロティは、チキンとチーズがロティ生地で巻かれていて、それをカレーにつけて食べるんです。
すっごくおいしいですよ!

こんなふうにいろんな具をまいたり、バナナを巻いて食べたりと食べ方いろいろ。

こちらは、デザートロティ「ロティティス」。
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三角形のかわいらしい形☆

作っているところを見せていただきました。

まずは、ピザのように空中で生地をまわしながらうすーくのばしていきます。

そして、焼く。
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ちょっと穴があいているけどね(笑)

カメラをむけるとハニカムおじちゃん☆

そして、バターをたっぷりぬりぬりします。
そしてそして、大量のザラメの砂糖をふりかける!!

砂糖がとけないうちに、一ヶ所切れ目を入れ、
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クルクルっと巻きます!!
早業で手元はちゃんと写ってないですね。

そして、
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完成!!

なんとさらに練乳とともにサーブされます。

これを手でちぎって食べるんですが、よく見ても見なくても、裏にザラメがびっしり。
でも、甘いけど練乳もつけたくなっちゃうし、やみつきになるおいしさ。

なんか、ちょっとなつかしい味で。

マレーシアの食文化はまだまだ未知の世界がたっくさんありそうです。

奇祭 タイプーサム

世界には分からないことがたくさんあります。

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ほら・・・・ね。

 

世界には,牛に追われるやつとか,オレンジを投げあうやつとか,不思議なお祭りが

いっぱいありますけど,マレーシアにもあります。

ヒンドゥー教のお祭り『タイプーサム』。

 

毎年,タイと呼ばれる月の満月の日に行われます。今年は1月27日。

場所はマレーシアのバツーケーブ(バツー洞窟)。

普段でも観光名所として多くの人が訪れる場所です。

 

毎年選ばれし敬虔なヒンドゥー教徒が神への信仰心を示すため,苦行を行うというのが

このお祭りの「奇祭」たるところ。

 

上の写真のように,体にフックをつけて一人用神輿をひっぱったり,

はたまた長い串つき神輿を体に固定したり,

はたまた頬や舌に太い串を突き刺したりして寺院へ向かいます。

 

その寺院はこちら

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分かりにくいのですが,後ろの洞窟の中に寺院があります。そこへ行くには272段の

階段を登らなければなりません・・・もちろん,苦行を積む皆さんもあの状態で登って

行くのです。

 

本国インドではあまりの壮絶さゆえ,このお祭りは禁止されているといいます。

今,このお祭りを見られるのはマレーシアとシンガポールだけ。

 

・・・と言われると見てみたいんですけど,ものすごい人手だというので,ちょっと無理

かなぁ~。

お祭りが終わって一段落したら,このバツーケーブには行ってみようかなと思います。