プルフンティアン島 in Malaysia 滞在編パート2
タートルビーチ
ビーチには私たちと同じようにボートでやってきた数名のみ。
そして,海の水がもう言葉では表現できない美しさ。
早速覚えたてのシュノーケリングを。
私でも泳げる距離に珊瑚があり,黄色やブルーやシマシマの魚がたっくさんその珊瑚の周りで
生活をしていました。
赤いラインが入ったおしゃれな魚,何ともいえない光沢を放つ魚,すっごく大きいイカ,なまこ石鹸でお世話になっているなまこちゃんたち。
そして様々な珊瑚。
海の生き物たちとまたまたたくさん出会いました。
なぜ,タートルビーチか。
それは夜になると,ここにカメさんたちが産卵にくるからだそうです。
でも,残念ながらここではカメに出会うことはできませんでした。
1時間半ほどして,お迎えのボートが来ました。
もう一組乗せるということで,おそらくヨーロッパ系っぽいおじさまとおばさまも一緒に乗船。
すると,ボートの運転手ジョーは私たちのホテルの沖合いで船を止め,「トートー」と。
そしたら,おじさま,急に「トートー!?」とテンションを上げ,子供みたいにワクワクしている。
「おまえたちもトートー見る?見るならさぁ,早くマスクをつけて」
って,ここでやっとわかった!
「タートル」ね!!!!!
発音良すぎてわからなかった!!
おじさまが「さぁ,飛び込め!」って。
このとき,朝からシュノーケリングの練習しててほんとうによかったと思いました。
私はライフジャケットなしではまだ無理だけど,練習してなかったら「飛び込め」って言われて
すぐ飛び込めなかったよ。
練習の成果発揮で飛び込み海底をのぞくと,手が届きそうな距離に海がめが!!!!!
ゆっくりと海底を這うようにして泳いでいます。
すっごく大きくて,すっごくやさしい目でした。
私は「カメと泳ぎました!」 しあわせ!!!!
見られたらいいなとは思っていたけど,何が何でも見てやるとは思ってなかったので,ほんとうに自然に偶然に海がめと出会えた。
・・・って,ボートに戻って冷静に見てみると,そこはホテルのビーチの遊泳区間内で,朝方私たちがチャプチャプ練習していた浅瀬でした。
こんなにも近くで,海がめと出会えるんですね。
興奮したおじさまはなかなか戻ってきませんが(笑),おそらくおじさまは何が何でもカメをみたくてタートルビーチまで行ったよう。こんなこといったらあれだけど,私たちと偶然乗り合わせ,私たちのホテルに寄ったことでカメに出会えましたね(笑)
そして,ジョーがしきりに私たちに「サンセットクルーズに行かないか?」と勧めてきます。
私たちのホテルからは小さい島に阻まれて夕日が見えないのです。
ジョーいわく,6時に出発して小さい島を半周。夕日を見る・・・が,ちょうど夕日が落ちる時間でなければ,半周したとこのビーチに上陸して夕日が沈むまで過ごす。そして,さらに反対側を半周して戻ってくる・・・から,小さい島を1周しながらいろいろなものが見られる。しめて,二人で150rm(4500円ほど)。
せっかくだし,ジョーの勧めに応じることに。
どうやらこのツアーはジョーオリジナルのようです。
クルーズといってもこんな小型ボートで行きますから,けっこうスリリングなアトラクションのよう。
(この写真は島に着いて最初に撮った一枚で,そこらへんにあった船を撮ったのですが,このボートは偶然にもジョーのボートでした(笑))
途中で何回も止まってくれ,写真を撮らせてくれます。
島の大自然や,船でしか行けないビーチを眺めながら,船は小さい島を半周。
そして,見えてきたのはまっすぐな水平線と夕日。
このクルーズはなかなかぜいたくです。
そして,まだ日没まで時間があるので近くのコーラルビーチに上陸。
ここは私たちのビーチと違って賑わいがあります。
他の港町にお邪魔するパイレーツな気分。
おいしそうなお肉のやけるにおいにひかれながら,夕日が落ちるのを待ちます。
桟橋から海を眺めていると,時折なにやら水面に顔を出します。
よ~く見ると海がめ!!
桟橋の近くを泳いでいました。まだ子供かな?昼間見たのよりも小さめでした。夕日が沈むまで何度も何度も顔を見せてくれました。
このとき桟橋にはもう1人,カメラを持った青年が。一人旅をしているようでした。
そんなこんなで日が沈み,ジョーは私たちをホテルに送り届けてくれ,サンセットクルーズ終了。
なんか流れで出発したクルーズだけど,ほんとによかった!!
すっごく満喫できました。
そして,ジョーがほんとうにいい人で,出会えてよかった!!
さて,3日目。
正午にホテルを出発。
帰りの船は飛行機の時間をホテルの人に告げ,相談したほうがいいと思います。
私たちのホテルには朝8時と正午12時に船が来ます。
私たちは17時のフライトだったので,12時の便で出発。この船も各ビーチを廻りながら人を乗せていくので,少しずつ時間はずれ込みます。フライトまでは余裕を持って出発したほうがいいです。
ホテルの人が船着場でずっと手を振って見送ってくれました。
そして,偶然にも船の横をジョーが通りかかって,バイバイも言えました。
港町クアラブスッまで戻ってきた私たち。
フライトまでは時間があるのでのんびり食事することに。
このクアラブスッは小さな町ですけど,建物が緑やオレンジや紫と色鮮やかでとてもポップな町。
そんな町を眺めながら食事をしていると,となりに座った欧米系の外国人が日本語で話しかけてきました。話を聞いていると,スイス人の彼は仕事で大阪に住んでいるそう。
彼と話しながら,食事をしていてやっと気づいた私。
彼は昨日,桟橋で夕日を見ているときに写真を撮っていた青年!
彼も桟橋で日本語が聞こえると気になったらしく,どうやら港町で私たちを見かけとなりに座ってくれたみたい。
またまた偶然からステキな出会いへとつながりました。
ほんとうにたくさんの出会いに恵まれた旅,プルフンティアンはみんなをやさしくする島だと思いました。ぜひ,みなさんにも行ってもらいたいけど,反面,あんまり行ってほしくない(笑)
あの島はずっとあのままであってほしいなぁ。