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妊娠中の膀胱炎

7月に入り(妊娠3ヶ月)、つわりがだいぶ軽くなってきました。
病院でトクトクと動く心拍も確認されお腹に命が宿っているんだなーとなんとなく感じはじめたり。

7月下旬にはお友だちが遊びにきてくれたりして体を動かすこともできました。日常が少しずつ戻ってきた感じ。

そんなある日、トイレにいくと下着に赤茶色の少量の血が・・・
友達と一緒にうごきまわっている時期だったので、一瞬「えっ!?もしかして!」と思いましたが、なんとなく感覚で子宮からではなさそうだなと感じました。

翌日病院で見てもらったところ、やはり子宮からの出血ではなく膀胱からだろうとのこと。ポカリスエットような味のお薬を処方してもらいました。
よくよく考えてみると、あまりお水を
飲まない私。お茶はわりと飲むのですが、無味無臭のお水というものがあまり得意ではないのです。
飲まない上に外を歩きまわって汗などもかいていたので、あまりトイレにも行ってなかったような気が・・・

ということで、水分とトイレには気をつけることにしました。

そんな一件から約1週間。
出血もとまり安心していたある日。
その日はハリラヤというマレーシアの祝日。木曜、金曜と祝日で私は日曜日に日本への一時帰国を予定していました。
木曜は朝起きたときからなんとなく不調で横になっていたのですが、夕方ごろから下腹部が痛みはじめたのです。キュッキュッっという感じ。
自分でも「あー、これは膀胱だなー」とわかりました。
といっても、今日、明日は祝日なので病院はお休み。
とりあえず水をたくさん飲んで様子を見ることに。
金曜日も痛みはひかず、迷ったあげく帰国日を延ばすことに。
・・・が、なんとエアアジアの変更は48時間前にしなければならず、もう変更できない時間。
帰るしかない・・・

というわけで、土曜日の朝一で病院へ。
病院へ行くころは痛みはひいていましたが、膀胱炎は治ったと見えて治っていないということが多いらしく、きちんと薬で菌を殺すべしとネットで見たので、病院でお薬をいただきました。
飛行機で痛くなったりしたら嫌なので。
6日ぐらい毎日飲まなければならない錠剤で完璧に菌を殺すために必ず薬を飲みおわらなければならない(痛みがひいたからといって飲むのをやめてはだめ)というものでしたが、飲みおえてからは膀胱炎の痛みや出血はありません。

つわりに膀胱炎。
妊婦がなりやすいというものを順調にクリアしていっている私です(笑)

つわり

病院で胎嚢が確認され、私の妊婦生活がスタートしました。

正直そのときは「子どもを授かる」ということよりも、新しく始めようと思っていた仕事のほうに気持ちがあり、動き出したばかりだったので、「へぇー」という感じで、「おめでとう。よかったね。」という言葉も何だかちょっと複雑な気持ちで受け止めていました。

でも、授かった命。授かったことにもタイミングにもきっと何らかの意味があるんでしょう。

が!!
「つわり」というものは何とも言えず大変でした。
つわりには個人差があるといいます。私は何だか勝手に「自分はつわりにはならない」と思いこんでいましたが、ガッツリ1ヶ月つわりシーズンはやってきました。

つわりにもいろいろなタイプがあるそうですが、私の場合は「ずっと船酔いしている感じ」タイプ。
ドラマのように「うっ」と言って洗面所にかけこむのとはちょっと違いました。

立っているときも、寝ているときも何とも言えず気持ち悪くて「食べたい」という欲求がわかない。
これは単純なようで何ともつらい経験でした。
だんなさんに「今日、何が食べたい?」と聞かれても、考えるのすらイヤ。食べ物に関心を持てないというのは人間にとってこんなにつらいんですね。
スーパーに行くのもいや、においもつらい、人がおいしそうに食べたいものを食べているのを見るのがつらい、食べたいのに食べられない。

でも話を聞くと、水さえ飲めなくなる人もいるとか。
それに比べると割と食べられたほうかもしれません。

この時期は何だか炭酸を飲むと楽で、食事もコーラなどと一緒にとってました。病院の先生も「食べられないときは炭酸などを飲むといい」と言っていました。
あとは、エネルギーや栄養が補える飲むゼリーやフルーツゼリー。
冷えたご飯。(わりと冷えたもののほうが食べられました。においが立たないので)
りんごやバナナなど
を食べていました。

それでも体重はやはり減り、出歩かないので筋力がなくなっていくのも感じました。
珍しくショッピングセンターに行っても、めまいですぐ帰ってきたり。

だいたい家でゴロゴロしていて、人間としてお母さんになる人として自信を失った時期でもありました。
だんなさんが気をつかってきいてくれる「何か食べたいものある?」という言葉にでさえ、イラッとしたり悲しくなったり。

でも、そんな私にだんなさんがかけてくれる「寝るのが仕事なんだから、無理はしないでゆっくりしなさい」という言葉は救いでした。

人間一人をお腹で急ピッチで育てていくんですもんね。そりゃあ、大変なことですよ。

そんなこんなで日々をやり過ごしていましたが、7月に入り、急に食事が楽に。以前のようにとはいきませんが、6月に比べるといろいろなものが食べられるようになりました。おいしいとも感じるように。
7月は妊娠発覚前からお友だちがマレーシアに遊びにくる予定があって、精神的に「やらなきゃ、うごかなきゃ」って思えたのが大きかった気がします。

それにしても、母親がこんなでも赤ちゃんはきちんと週数どおりに育っていて、関心させられます。
大人よりもたくましく強いです。

妊娠の初期症状

ある日のことです。

週に1度開かれるマーケットに寄った帰り、急な階段にさしかかったときのこと。私は突然インド系のふくよかなおばあさんにガッっっと手首をつかまれました。
おばあさんは何も言わず、ほほえみだけでうったえかけてきます。
どうやら、階段が急なので手をひいてほしいとのことらしく、私はおばあさんの手をひいてあげました。
そのおばあさんは別れ際もほほえみをたたえ、「ありがとう」と言っているようにみえました。
ほほえみのおばあさんにつかまれた手首はじんじんするほど熱く、私はこのとき「このおばあさんは私に何かしらのパワーをくれた」、そう感じました。
もしかしたら、この時に授かったかも・・・・

というのは冗談ですが、この時にだんなさんと「妊娠でもしたかも」といって笑ってたらほんとに授かっていました。

でも、妊娠の兆候というのは本当に人それぞれだと思いますし、生理前の症状と似ているものが多いですよね。
私もインターネットでいろいろな方の体験を目にしてましたが、もともと生理前には頭痛がしたり、下腹部が痛くなったりしていたほうですから、「もしかして!?」と思いながら違ったということも度々ありました。

ただ、子宮外妊娠したときも、今回も妊娠していたときに共通していたのは胸の張りです。
生理前も少しはりますが、今回は生理予定日の1週間ほどまえから脇あたりが痛み、胸がはってきている気がしていました。
成長期に胸が大きくなっていくあの感じの痛みです。妊娠しているにしても、まだ生理前1週間だし、症状がでるのが早すぎる・・・また気のせいかなと思っていましたが、その数日後(生理予定日5日前)に着床出血らしきものがあり、フライングで検査薬を試してみたところ、うっすーい反応がありました。

病院に行くにはまだ早い時期だったので、検査薬を試してから病院へ行くまでは10日ほどあきましたが、その間に吐き気やめまいもありました。(でもこれは気のせいかもしれません)

そして病院を受診。
まだまだ初期なのでこのときは胎嚢が確認されただけでしたが、今回はちゃんと子宮の中にいてくれました。

体の変化

久しぶりの更新です。

思えば子宮外妊娠、手術を経験してから早1年が立とうとしています。
時が経つのはほんとに早いですね。
あの時、食事の大切さ、睡眠の大切さ、そして自分の体を把握しておくことの大切さを痛感したものです。

とはいってもズボラな私。
術後も基礎体温などは計ることなく・・・自分の感覚だけで生活しておりました。
それでも、その日感じた体の変化はできるだけ手帳などにかきとめるようにしたりして。

その結果敏感になりすぎたのか、毎月「妊娠しているかも」と思うように。
ちゃんと基礎体温を計ればいいことなのですけど、「妊娠の兆候」という類のネット情報を見ては、「あっ、今日は熱い気がする。ほてりというやつかも」とか、「あっ、今日は何だか下腹部がチクチクする感じがする」とか思っていました。

妊娠を切望していたわけではないんですけど、そうなればいいなーという期待と敏感になりすぎたことで「妊娠したかも症候群」になってしまったのかもしれません。
でも、生理痛がひどかったりするわりには周期ピッタリの私。
いつもきちんと予定日に生理がやってきてました。

そりゃ、南国に住んでるんですから、外を歩いたり掃除したりして体を動かせば熱いでしょうし、もともと生理前から腹痛がしばらく続くタイプなので、以前からこんな感じだったんでしょうけど、手術前はあまり体のことに関心を持てていなかったんでしょうね。

さて、熱しやすく冷めやすい私。
喉もと過ぎればなんとやらで、きちんと規則正しく生活し、健康を管理しつづけるというのもなかなか難しいものです。不調のときは、あんなにも健康の大切さを感じていたのに。

次第に毎月の生理前の変化や不調も当たり前のこと、いつものことと感じはじめました。

今妊娠しても、もう高齢出産に足を踏み入れている年齢。正直、子どもが授かれるなら今年までと思っていたし、授かれなければそれはそれでいいと思っていて、そろそろ何か新しいことにチャレンジしようと動きはじめたその月。

新しい命を授かることとなりました。

それからその命はすくすくと育ち、現在無事に妊娠5ヶ月を迎えることができました。

が!
妊娠ってほんとに大変!

妊娠の兆候や経過、体の変化なんて人それぞれだとは思いますが、私の妊婦生活や海外での出産のことなども、これから少しずつ綴っていこうと思います。