バリに到着し,ホテルでのランチを済ませたあと,私たちは早速最初のタスクを

達成すべくケチャクダンスが見られる寺院へ向かうことに。

数ある寺院の中でもホテルから車で40分ほどのウルワトゥ寺院へ行くことにしました。

ケチャクダンスは18:00から19:00頃まで行われ,帰るころには辺りはまっくら。

夜は人気のないところでタクシーなどつかまらないそうなので,ホテルのカーチャーター

サービスを利用しました。

5時間で$45。

運転手さんも日本語を話せるのでなにかと便利です。

それにしても,バリの道はバイクが多い,多い。

二人乗り,三人乗り・・・荷物を手に持ち,何にもつかまらずにのっている人も。

 ウルワトゥはインド洋を望む断崖絶壁にあります。

入口で入場料(たしか50000ルピア=500円ほど)を払い,短パンをはいている人は

腰に巻く布を無料で借りて入ります。

私たちは長ズボンだったので,黄色いリボンを巻くように言われました。

 こんなかんじで。

お寺の敷地に入って必ず目にするのが,この子たち。

 ちょっと頭がとんがりとがったおサルさんたち。

たっくさんいます。しかも,かなりのいたずら好きらしく,ガイドブックもカーチャーターの

運転手さんもみんなが「サングラスや眼鏡,ピアスなどの小物類ははずしたほうがいい」

といいます。

みなさん,この忠告には従いましょう。

時折,どこからともなく「キャー」と聞こえてきます。サンダルを手にしているおサルも

見かけます(笑)

さて,少し歩くと寺院が見えてきます。10世紀ごろ建立されたそうでお寺というよりも

遺跡のような感じ。

  

実際,お寺の中は立ち入り禁止です。

この石造りのアーチの先は岬の突端で,この奥には木と3重の塔のようなものが

見えます。なんか空気が神秘的。パワースポットなんでしょうね。

ここは寺院のすばらしさもさることながら,その周辺が絶景ポイント!!

サスペンス劇場の「チャンチャーチャ~ン♪」という音が聞こえてきそう。

断崖絶壁のぎりぎりに立つことができますので,勇気があるかたはどうぞ。

4時半ごろになると急に人が多くなってきます。

そう!みんなケチャクダンスがお目当てです。最初は「見れればいいや」ぐらいだった

のですが,せっかく来たし,早めに来たから良い席で見たいと思い,早めに会場へ。

セッティングをしているおじちゃんにどうやったらチケットが買えるかたずねると,

「あっちのカウンターで17時から販売するから」とのこと。

ガイドをつけていない私たち。何でも人に聞くのが一番です。

カウンターの場所もちょっとわかりにくいので再び人に聞いて,カウンターの目の前で

待機(笑)

チケットを売り始めると人が殺到しますので,お気をつけて。

私たちは早めにチケットを入手でき,良い席はお早めに~が実現しました。

上のほうに座ると夕日と寺院とケチャクダンスが同時に見えるようでガイドさんたちは

上の席を勧めているよう。

会場はすぐに満席になりました。

夕日が赤く染まりだすころ,ケチャクダンスのスタートです。

本来は海の魔物が陸に上がってこないように祈る儀式だったそうですが,現在は

そのケチャクと『ラーマヤナ物語』を題材にした舞踏劇とを組み合わせたショーに

なっています。

最初に男の人たちが「チャチャチャ」とリズムを刻みながら,両手を頭の上でひらひら

させながらケチャクダンスはスタートします。

チャチャチャという声の中に時折,別のリズムが混じったり歌が混じったり,

声が小さくなったと思ったら急に大きくなったり・・・迫力あります。

そして,物語もスタート。

簡単に物語を説明すると,愛し合う二人の仲を魔王が引き裂き,妻を連れ去るが

最後には魔王を倒しハッピーエンドというものです。

ショーは民族衣装も美しく,時折コミカルで見ごたえがあります。

周りのケチャクダンス舞台は,リズムを刻み物語りに抑揚をつけながら,

ときには壁の役割,火の役割を演じながら巧みにショーを演出していきます。

みなさんサル役に注目しがちですが,シータ(奥さん役)の人の爪の先まで

行き届いた手の動きと表情に私は魅了されました。

日も暮れて辺りが真っ暗になるころには火を使ったシーンもあり,またまたショーは

盛り上がりますよ~。

バリに来て1日目。

タスク①を達成しました。

心配されたお天気もなんとかもってくれて。

明日もいい一日になりますように。