カンボジア旅 1日目 ~Angkor Thom~ Baphuon/Phimeanakas
アンコールトムのバイヨン寺院を見学したあとは,同じくアンコールトムの敷地内にある
バプーンへ。ここはヒンドゥー教の神を祭るピラミッド型の寺院。
人々はマヤとかエジプトとかの遺跡など見たことないはずなのに,どうして形や表現の仕方が似てくるのでしょうか?
それとも昔も冒険野郎がいてどこかで見聞きしたことを伝え歩いていたのでしょうか。
不思議ですね。
そのバプーンがこちら。
入口に伸びる石畳の道です。雨が降ると,この緑の地に水がたまってまた美しいのかもしれません。
このバプーオンは内戦で激しく破壊され,ここまで修復されるのにかなりの時間を要したそうです。去年あたりやっと中が見学できるようになったとか。
修復は究極のジグソーパズルのようで困難を極めたそうですよ。
だって,こ~んなに大きいんですから!!
上にあがる階段はかなり急です。
高所恐怖症ぎみの私はけっこうこわかった。
足元が見えない恐怖~。降りるときのほうが断然楽でした。(足元が見える安心感)
でも,やはり登る価値あり。
上からの眺めはまた壮大で格別です。
そして,中央塔。
ここにはまだ登れませんでしたが,ところどころ緑が生えるこの静かな空間に
黄色や白のちょうちょがひらひらと舞って,まさに天空の城ラピュタにいるよう。
なんかここだけ取り残されたような,忘れ去られたようなそんな物悲しい気分にも
勝手になっちゃいます(笑)
そして,裏からこのピラミッドを見てさらに驚かされることに。
わかりますか?
最初は私も「なんで裏っかわの壁はまっすぐじゃないんだろ」なんて言ってたんですけど,そこの案内を見て鳥肌が立ちました。
涅槃像になっているんですね!!
左側が顔です。
石を彫ったのではないんですよ!
石を積み上げて鼻や輪郭のカーブを作っているんですよ!!
どんだけの芸術性と建築力!!
そしてそこまでの情熱。
ここは裏まで廻る人は少ないようですが,ぜひ見ていただきたい。
そして,裏はまたひっそりとしていて緑が多く,癒されます。
少し森林浴をしながらほてった体を鎮めます。
遺跡の周りはほんとうに自然がいっぱいです。
案内板にそって進むと,ピミアナカスへ。
ピミアナカスはロイヤルパレスと呼ばれるエリアにあるピラミッド型のヒンドゥー寺院。
ここの門を抜けて外に出ると
緑と赤土と遺跡の道。
そして象のテラスと呼ばれる長いテラスに出ます
象のテラスはたぶん4分の1ぐらいしか見てないかも・・・
あとから知ったんですけど,もっといろんな象のレリーフが見られたようです。
それにしても・・・・
暑い!!!!!!!!!
遺跡の中は石でひんやり,森林の中もひんやりですけど,どうしても日に当たらなければならない時間があります。
病み上がりで体力のない私には,正直けっこうきつかった・・・
すでにバプーンあたりで心折れそうになったし(笑)
まず体力不足なのに久しぶりに歩いた疲れ。
そして,常に南国に住んでいるくせに,熱を体に溜め込んでしまい発散できないという
南国に不向きな体質(笑)
ほんとに,手のひらと足の裏からしか熱を出しきらんのです。
いつも姉に「あんたは猫か!?」と言われる体質・・・。
しかも,途中で完全に伸びきった観光客のおじちゃんにお水をあげてしまったので(やさしいでしょ~?),1本のペットボトルをだんなさんと分けながら,ちょっぴりサバイバル気分。
そして,お勉強しました。
・ジーンズ(特にスキニーパンツ)は不向き
一番いいのは地元で買う綿のパンツ。あとではきかえたんですけど,風の通りが違う,違う!!
・でも,虫やらなんやらいるし日よけにもなるので長パンツがいい
・黒服は絶対NG
・帽子はあったほうがいい
・水は余裕を持って持参すること。観光地なのに遺跡をめぐる間はどこにもお店はありませんでした)私たちはホテルが水を準備してくれ,移動するたびに冷たい水と交換してくれました。
アンコールトムを堪能しきり,トゥクトゥクのドライバーと待ち合わせをしている場所に向かっていたところ,7.8件ほどのお店を発見。
食事ができる屋台や,洋服などを売るお店です。
お店の近くに行くと,売り子の子供たちが
なんと日本語で
「お兄さん,ストール,きれい。ひとつ10ドル~」と話しかけてきます。
感心しますね。簡単な日本語とはいえ,上手に日本語を使っています。
まぁ,私は「お兄さん」ではないんですけどね。
そして,すてきな綿パンツを発見!!
おばちゃんにいくら?ときくと「15ドル」って。
高い・・・
事前の情報によると,マーケットなどではシルクのスカーフなどが値切って5ドルぐらいで買えるらしいんです。
しぶっていると,むこうから「ディスカウント~」ともちかけてきます。
そしてむこうから「いくらでかう~?」と電卓を差し出してくる。
みなさん! 値切るときは自分が買いたい底値を提示してください。
例えば,ほんとは5ドルで買いたいのに最初に10ドルを提示すると,それで交渉成立になってしまいます。
彼らは黒字赤字うんぬんはあまり気にしていません。たぶん,今日明日生活するための現金がほしいんです。1ドルでも,2ドルでも。
私はちょっと申し訳ないな~とおもいつつも5ドルを提示。
そしたら,おばちゃんは首をふる。
そこで私は「じゃ,ごめんけど要らない。夜,マーケットに行って買うね」と店を立ち去ろうとしたら,数十メートル進んだところで,おばちゃんが追いかけてきて
「5ドルでいいよ」って。
ほんとに~!?
私,値切りの素質ある~♪
そして,この件で「値切れば,値段はかなり下がる」とうことを覚えてしまった私。
これは,今後,マーケットでも炸裂することに~。